台湾に来てから数年、じっくりお金を見たことがない!
ということで、NT$ (元 / ゲン)には、何が書かれているのか調べてみました。
お札は
1000元 (約4700円)、500元 (約2350円)、100元 (約470円) をよく使います。
2000元紙幣と、200元紙幣もあるのですが、一度も見かけたことがありません。
日本の2000円札と同じように存在はするものの、市場にはほとんど出回っていないようです。
普段よく持ち歩くお札が1000元紙幣なのですが、日本の500円玉もお札になっているようなイメージなので、お財布にはお札が多くなりやすいです。
1000元紙幣の表面には、勉強する子供たちが。
裏には、標高の高い所に生息する帝雉 (ディーズ / 雉の仲間) と、台湾最高峰、玉山 (イーシャン) からの日の出が描かれています。
500元には、野球少年たちと、裏には大霸尖山 (たいはせんざん) を背景に、梅の花とシカが。
なぜ野球少年なのか調べてみると、50年ほど前に、少年野球ブームに火をつけた、先住民のチームをたたえてとのこと。
紙幣の絵柄を調べてみると、台湾の歴史も知ることができて面白いですね。
100元には、中国革命の父、「孫文 (ソンウェン / そんぶん) 」さんが、描かれています。
台湾に来て間もないころ、この1000元札をポケットに入れたまま洗濯をかけてしまい、ホログラムをボロボロにしてしまったことがありました。
当時は、換金した台湾元が、手元に少なかったため、ショックも大きく……
しかし、ちゃんと銀行にもっていくと、丁寧な対応をしてもらい、新札に取り替えてもらえました。
言語に慣れていなかったのですが、とても親切に対応してもらい、安心したことを今でも覚えています。
コインは
1元、5元、10元、50元コインがあり、そのうち50元にも孫文さんが使われています。
1元、5元、10元には蒋介石 (ショウカイセキ) さん。台湾の初代総統が描かれています。
日本だと別のコインに、同じ人が描かれることがないのですが、台湾では同じ人が描かれているのですね。
台湾に来てから、ほぼ無意識に日本円換算をしていましたが、最近は換算しないことも増えてきました。
これも現地になじんできた影響かもしれません!
ぜひ、台湾で現金を使う際には、じっくり見てみて下さい。
【お札の写真について】
本記事に使用した紙幣の写真は、子供用のお札型メモ用紙を撮影しています。
【1NT$ (元 /ゲン) =約4.7円 2024年9月現在】