バリ島といえば、美しいビーチやラグジュアリーなリゾートを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、リゾートエリアから少し離れると、伝統文化と雄大な自然が織りなす、まったく異なる表情のバリ島に出会えます。
今回参加したのは、「バロンダンス&寺院&絶景アラス ハルムでルワックコーヒー1杯付き」ツアー。
朝7:45にホテルを出発し、19時過ぎに戻るまで、日本語ガイドとともに4つのスポットを巡ります。
ガイドのエルウィンさんと過ごした充実の1日を、実体験をもとにお伝えします。
送迎場所は、宿泊ホテルのロビー。この日は集合時間の15分前には、すでにガイドとドライバーが到着していました。
移動中は、エルウィンさんが、その日に訪れる場所の歴史や見どころを丁寧に解説してくれます。
事前に背景を知ってから訪れると、現地での理解や満足度も大きく変わります。朝は少し眠くても、ぜひガイドの説明に耳を傾けてみてください。
最初に訪れたのは、石像彫刻とバロンダンスで知られるバトゥブラン村の野外劇場。
大きな会場には、開演前からガムランの生演奏が響き、独特の空気に包まれていました。
バロンダンスは、バリ島に古くから伝わる伝統的な舞踊劇です。
獅子のような姿をした善の象徴「バロン」と、悪を象徴する魔女「ランダ」が戦いを繰り広げます。決着のつかない戦いを通して、善と悪が絶えずせめぎ合う世界観が描かれています。
色鮮やかな衣装と精巧な仮面を身に着けたダンサーたちが次々と登場し、舞台はさらに盛り上がります。
入場時に配られた日本語の解説書のおかげで、物語の流れを理解しながら鑑賞できました。
劇場から車で約15分。
続いて訪れたのは、芸術の村として知られるバトゥアン村にある「Pura Puseh Desa Batuan(バトゥアン寺院)」です。
バリ島でも特に長い歴史を持つ寺院の一つで、マジャパヒト王朝時代の特徴を残す建築や、境内に施された精巧な石彫刻が見どころです。なかでも印象的だったのが、左右に分かれた割れ門「Candi Bentar(チャンディ・ブンタル)」
境内では現在も宗教儀式が行われており、観光地でありながら、地元の人々にとって大切な祈りの場所であることが伝わってきます。
この日は通常の参拝日だったため、観光客もそれほど多くなく、静かな境内をゆっくりと散策できました。
次に訪れる機会があれば、寺院の祭礼が行われる日に、普段とは異なる雰囲気も体験してみたいと思います。
寺院から車で約10分の「Semar Kuning Restaurant(スマール・クニン・レストラン)」でランチタイム。
車を降りるとスタッフが日傘を差し出してくれ、入口ではプルメリアの花を髪に飾ってくれました。温かいおもてなしに、思わず笑顔がこぼれます。
見晴らしのよいテラス席でいただく料理は、コーススタイルです。
ウェルカムドリンクと芋のチップスから始まり、スープ、メイン料理、最後はフルーツデザートと続きます。
メインには、サテーやカレーソース、テンペチップス、白米などが盛り付けられており、想像以上にボリュームのある内容でした。
ランチの後は、車で約1時間移動し、ウブド近郊の人気スポット「Alas Harum Bali(アラス ハルム)」へ。
棚田とジャングルが広がる景観は美しく、施設内のどこを切り取っても写真映えします。
施設内には、ブランコやスカイバイク、フライングフォックスなどのアクティビティに加え、ガラス床、鳥の巣型オブジェ、橋など、さまざまなフォトスポットが用意されています。
アクティビティは、現地で追加料金を支払って体験できます。
なかでも特に人気なのが、巨大ブランコ「スイング」。
スタッフに押してもらうと、目の前に美しい棚田が広がり、まるで空中に浮かんでいるかのような感覚を味わえます。
現地でレンタルできる衣装を着て写真を撮れば、思い出に残る特別な一枚になりそうです。
高所での体験となりますが、安全装具を着用し、スタッフの案内に従って参加します。年齢・身長・体重・健康状態による参加条件もあるため、事前に確認しておきましょう。
この日は行列ができていたため私は見送りましたが、実際に乗った方は「一生の思い出になった」と感激していました。
もう一つのおすすめは、空を走っているかのような体験ができる「スカイバイク」。
高所に設置されたレールの上を、ペダルをこいで進んでいきます。施設全体を見渡すことができ、爽快な気分を味わえます。
敷地内には高低差がありますが、カフェや休憩スポットも充実しているため、自分のペースでゆったり楽しめます。
*なお、写真に写っているプールエリアなど、隣接する「Cretya Ubud」は別施設です。アラス ハルムの入場券には含まれず、別途入場が必要となります。
そして、この日の締めくくりは、絶景を眺めながら味わうKopi Luwak(コピ・ルアック/ルワックコーヒー)。
ジャコウネコの消化過程を経たコーヒー豆を洗浄・焙煎して作られる、世界でも高価なコーヒーの一つとして知られています。
美しい棚田を眺めながら味わう一杯は格別で、バリ島ならではのぜいたくな時間を過ごせました。
このツアーでは、バリ島の伝統文化、歴史ある寺院、絶景、そしてグルメまで、1日でバランスよく楽しむことができました。
日本語ガイドが歴史や文化を分かりやすく解説してくれるため、それぞれのスポットへの理解が深まり、移動時間も有意義に過ごせます。
リゾートでのんびり過ごすだけでは少し物足りない方や、「バリ島らしさ」をより深く感じてみたい方にぴったりのツアーです。
バリ島を訪れた際は、伝統文化と自然が織りなす、もう一つのバリ島の魅力も体験してみてください。
※1IDR(インドネシアルピア)=約0.009円で計算(2026年6月時点)
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