Bali (バリ) では、道端や寺院、民家の前など、いたる所でカラフルなお供え物を見かけます。
「これは何?」「どういう意味があるの?」と疑問に思ったので、調べてみました!
バリ島に住む、約9割の人が信仰しているBalinese Hinduism (バリ・ヒンドゥー) 。
バリ・ヒンドゥー教には、さまざまなお供え物がありますが、一般的なものは、色とりどりのお花が盛られた「Canang (チャナン) 」と呼ばれるもの。
▲レストランのレジ横で発見したチャナン。
寺院はもちろん、道端やレストランの入り口など、いたる所で見かけます。
▲寺院では、たくさんの人がチャナンをお供えしていました。
バナナやヤシの葉を使って、手のひらに乗るくらいの小さな箱を作り、その中に色とりどりの花やご飯などを詰めれば、チャナンの完成。
ホームステイ先のオーナーに聞いたところ、市場で材料を購入して自分でチャナンを作る人もいれば、売られているチャナンを購入して、お供えする人もいるそう!
バリ・ヒンドゥーでは、あらゆる場所に神が宿るとされています。
寺院や祠、家の玄関やキッチン、さらには車やバイクなどに毎日チャナンを供え、神々や祖先の霊に日々の無事を祈るのです。
家の入口や道路といった、地面の上に置かれたチャナンは、悪霊へ捧げられたもの。
「どうぞ、悪いことをしないでください。」という、意味があるのだそう。
▲道端で見かけたチャナン。
道を歩いているとき、足元をちゃんと見ておらず、チャナンを踏んでしまったことがあります。
バリの方に聞いたところ、「供えることが重要なので、お供え物が踏まれたり動物に突かれても大丈夫。」だそう。
それを聞いて、一安心。
異なる文化に触れることで、バリがますます好きになりました♪
これからも、バリについていろいろと知っていきたいです。