Pulau Pinang (プラウ ピナン/ペナン島 ) に暮らしていると、ただの観光名所と思っていた場所が、実は「現地の文化」を深く知るきっかけになることがあります。
Pinang Peranakan Mansion (ペナン プラナカン マンション) もそのひとつ。
プラナカンとは、15〜17世紀頃に海を渡ってきた、中国系移民と現地マレー系女性との間に生まれた子孫のこと。
彼らは、現地文化や英国植民地文化を取り入れながら、独自のライフスタイルや料理、服飾文化を築き上げました。
そんなプラナカン文化を体験できる、貴重な場所に行ってきたので紹介します。
ペナン プラナカン マンションは、19世紀末の華人富豪の邸宅を改装した博物館です。
館内には、当時の家具や陶器、衣装、装飾品がずらりと並び、まるでタイムトラベルしているような気分に。
色鮮やかなタイルや細かく彫り込まれた木の扉、まばゆいステンドグラス、そのすべてにため息が出るほどの美しさ。
富と美意識の高さ、そして家族のつながりを大切にしていた、当時の暮らしぶりが感じられます。
館内は、どこを切り取っても絵になるスポットばかり。
特に人気なのは、豪華な食卓テーブルが置かれたダイニングエリアや、刺繍が美しいベッドルーム。
まるで映画のワンシーンのような空間で、私が訪れた時も多くの人が記念撮影を楽しんでいました。
さらに魅力的なのは、併設のお店 「Nyonya Palazzo (ニョニャ プラッツォ) 」で、Baju Kebaya (バジュ クバヤ) という伝統衣装のレンタル体験ができること。
華やかな衣装に着替えて写真を撮ると、まるで自分がプラナカンの一員になったかのようでした。
こちらのお店では、カフェも楽しめるため 、伝統的なスイーツやお茶を味わえます。
見学後のひと休みに、ぴったりです。
ぜひ、時を超えて受け継がれるプラナカンの美しい文化や暮らしを感じに、「ペナン プラナカン マンション」へ、足を運んでみてくださいね。
【RM1 (リンギット) =約35円 2025年8月現在】