今回は、ニュージーランドのKumara (クマラ) というお芋について、簡単に紹介いたします。
Kumaraは、マオリの祖先であるポリネシア人によって、ニュージーランドに持ち込まれた、甘みのあるお芋です。
日本から外国に出かけた時、「日本にはあるけど、外国には無い。逆に、日本には無いものが外国にある。」という経験をする事があります。
野菜などはわかりやすい例で、普段日本のどこででも目にしますので、ありなしに気付きやすいですよね。
そんな日本の野菜のなかでも、身近な存在であるジャガイモとサツマイモですが、ニュージーランドには日本のサツマイモがありません。
ジャガイモとサツマイモ、それぞれ英語に訳せばPotatoとSweet potatoですが、PotatoはあってもSweet potatoはないのです。
「じゃあ、ニュージーランドに行ったら、焼き芋が食べられないの?」と、心配される方に朗報です。
ニュージーランドに、Sweet potatoはありませんが、Kumaraという、私の感覚ですとサツマイモの親戚のような味に感じられるお芋がありますから。
このKumara、さつまいものように、「紅はるか」や「鳴門金時」など、産地に根付いた品種ではありません。
しかし、Red Kumara (レッド クマラ) 、Orange Kumara (オレンジ クマラ) など、ほかにも色で分けた種類があります。
単純ですよね。
ニュージーランドで、人気のKumara。
さすがに日本のサツマイモほど豊富ではないですが、いくつかは商品化されています。
代表的なものは、Kumaraのチップス。
日本でも、サツマイモのチップスはあった気がします。
そのほかにも、冷凍食品でKumaraのフライドポテトなんかもあるんです。
という事で、今回はニュージーランドのKumaraを紹介してみました。
機会があれば、ぜひ食べてみて、日本のサツマイモと比べてみて下さいね。