南半球に位置するニュージーランドは、日本と同じ四季のある国です。
しかし北半球にある日本とは真逆の季節となっており、日本の夏に当たる7～9月は冬、冬に当たる12～2月は夏となります。
今回は、ニュージーランド旅行の準備に必須の、気候と服装に関する情報をお届けします。
ニュージーランド旅行の際の参考にしてみてください。
ニュージーランドの地形・気候は、日本と似ている部分が多く、季節は逆になるものの四季があります。
春は9～11月、夏は12月から2月、秋は3～5月、冬は6～8月です。夏は、ビーチや湖周辺がとても賑わい、春秋は涼しくハイキングに最適な気候となり、冬は山岳部でスキーが楽しめる季節となります。
日本と比べると季節による温度変化はそれほど大きくありませんが「1日のなかに四季がある」と言われるほど、1日の中で気温が変わりやすいのがニュージーランドの気候の特徴です。
例えば、真夏の1月の平均最高気温／最低気温は、北島のオークランドは23度／15度程度、南島のクライストチャーチは23度／12度程度、クイーンズタウンは22／10度程度。真冬の7月の平均最高気温／最低気温は、15度／7度程度、11度／2度程度、8度／-2度程度です。
ただし、南部の高山地帯は冬に-10度ぐらいまで気温が下がることもありますし、お天気によっても肌寒く感じられることもあります。夏は日本の夏とは異なり、比較的カラッとした暑さで、日本の蒸し暑さを感じることはあまりありません。
北部地域は亜熱帯に、南部は温帯に属しており、ニュージーランド全体として温暖な気候となっています。ですが、北島・南島で気温差が大きいので、北島・南島両方をご旅行される方は、気温差に対応できる服装の用意をおすすめします。
また、ニュージーランドの紫外線は、日本の7倍も強いと言われています。オゾンホールの影響や、大気汚染度が低く空気が澄んでいることなどから、紫外線量が多く含まれています。夏はもちろん、冬も季節に関係なく紫外線には注意が必要です。屋外にいる時は、日除け用の帽子やサングラス、SPF 50/PA+++++などの比較的強めの日焼け止めクリームなど、紫外線対策のグッズを忘れずに用意しましょう。
しかし、オークランドとウェリントンの間に位置しているネイピア、南島の北端に位置しているネルソンなどの都市は、晴れの日が多く、ネルソンは「サニー・ネルソン」とも呼ばれています。反対に、南部のマウントクックの年間の降水量は4484mm、ミルフォードサウンドは6228mmと降水量がとても多く、同じ南島・北島でも都市によって天候が全く違うのがニュージーランドの面白いところです。
ハイキングやトレッキングが盛んなニュージーランドでは、傘はあまり使われません。多くの方がアウトドア用のレインコートを使用して、手があくように工夫しています。また、ニュージーランドは雨が降った際に、風が強く吹くことが多くあります。そのため、折り畳み傘のような簡易の傘の場合、すぐに壊れてしまう場合もあるので、傘はあまり使われないのかもしれません。旅行で来られる際にも、レインコートがあれば安心ですね。
春秋は、Tシャツに、パーカー、薄手のダウンジャケット、ウィンドブレーカーなどを重ね着して温度調整できるようにするのがおすすめです。
冬は、ダウンジャケット、マフラー、手袋などの防寒具を用意しましょう。急な雨に対応できるよう、雨具のご準備も忘れずに。南島平野部では雪はそれほど降りませんが、山間部はよく雪が降ります。
冬に南島南部でハイキングやスキーをする際は、日本でスキー場に行く時と同じような服装を準備していただくと安心です。