人種の坩堝、シンガポール。
中華にマレー、インド料理や西洋料理、はたまた日本食と、なんでも食べられる美食大国。
その中でもローカルテイスト溢れるならではのグルメ “クレイポットライス” もその一つ!
一度食べたら忘れられなくなるそのお味とは?
今回は、絶品“クレイポットライス”の老舗店 “ゲイラン・クレイポットライス(Geylang Claypot Rice)” に潜入してみました。
こちらは遡ること30年以上も前にゲイランの小さなコーヒーショップから始まったお店。
2019年に現在のビーチロードに場所を移し、お店は新しくさらに拡張されています。
店内は昔懐かしいレトロ感が随所に溢れていて、なかなか味わい深い。
とっても混み合うお昼時はローカル客で賑わっていてローカルな雰囲気も味わえます。
シンガポール観光で一度は立ち寄るアラブストリートやサルタンモスクのあるカンポングラム地区にあり、
観光のついでに行ってみるのもいいかも。
シンガポールでは誰もが知るローカルフード“クレイポットライス”。
実はこれ、ご飯と鶏肉を入れた土鍋をアツアツに加熱して炊いたいわば“土鍋ご飯”なんです。
中身は鶏肉(豚肉、牛肉のバリエーションがあるお店も)、中華ソーセージ、野菜といったとってもシンプルなお料理。
大きさもお店によって様々で、1人前サイズから、4〜5人でシェアする大きな土鍋に入っているものまであります。
こちらのお店には、1~2名用の「小」、3~4名用の「中」、5~6名用の「大」の3種類のサイズがあり、
うかがったお昼時には、5~6人程のグループが大鍋のクレイポットライスにアラカルトメニューを何品かオーダーして
みんなでシェアしながらワイワイと食べていましたよ。
こちらのように本格的なお店の場合は生米からご飯を炊きますので、出来上がりまで約30〜40分とやや時間がかかります。
これだけ時間をかけるだけあって、出来たてをいただくそのお味はまた格別。
しっかりお腹を空かせて出来上がりをひたすら待ちます。
あまりにも腹ペコであれば、卵豆腐にプリプリの海老がゴロンと乗っかった日本人の口にもあう優しい味付けの Tofu Prawn や
たっぷりのガーリックがやわらかい烏賊に絡まってどんどん箸が進む Steam Whole Sotong with Minced Garlic & Chinese Wine …等
を注文して小腹を満たしておくのも勿論あり。
注文したクレイポットライスが運ばれてきたら、まずは熱いうちにすばやく全体をかき混ぜるのが鉄則。
上にたらしてある醤油(またはソース)と具、鍋底のお米をまんべんなく色がつくまで混ぜるのがおいしく食べるちょっとしたコツ。
食べ進んでいくと、中に鶏肉、菜心、中華ソーセージなんかも出てきて、なかなか具だくさんでお腹は満たされます。
お味はちょっと甘めの醤油味、ダークソースで濃いめの味付け。
よ~く混ぜ合わせたら、湯気の立った熱々のうちに召し上がれ♪
しっかり味が染み込んだ具とお米との相性は抜群。
熱々の土鍋にできたご飯のお焦げは香ばしく、カリカリな歯ごたえがさらに食欲をそそります。
日本の焼きおにぎりにも通じるような、シンプルで懐かしい味わいがたまらない逸品です。
■ Classic Claypot Rice (Chicken) ■
Chicken (Small) for 1-2pax S$16.80
Chicken (Medium) for 3-4pax S$28.80
Chicken (Large) for 5-6pax S$38.80
■ Premium Claypot Rice ■
Black Pepper Beef Cubes for 1-2pax S$28.00
Black Pepper Beef Cubes for 5-6pax S$48.00
Unagi for 1-2pax S$30.00
Unagi for 1-2pax S$60.00
8 Head Abalone for 3-4pax S$55.00
※記載のメニューや料金は、事前予告なく変更することもございます。
看板メニューの“クレイポット”だけでなく、バラエティ豊かな前菜・副菜・主菜・麺料理等、
ローカルの胃袋を掴むお料理もしっかり揃っていますよ。
<ゲイラン・クレイポットライス - Geylang Claypot Rice(芽笼瓦煲饭)>
住所:361,363,365 Beach Road,Singapore 199576
電話:6744-4574
営業時間:12:00-14:30/17:00-22:00