シンガポールは、中華系住民が多いため、旧正月 (英名 : チャイニーズ ニューイヤー/別名 : 春節) は盛大にお祝いされます。
旧暦に基づくため、毎年日付が変わるのですが、2025年は1月29日でした。
今回は、旧正月のお祝いに欠かせないLion Dance (ライオンダンス) をご紹介します。
シンガポールのライオンダンスは、目を引き付ける動きと豊かなライオンの表情で、観客を魅了するパフォーマンス。
日本でも、お正月やお祭りなどで行われる獅子舞は、頭を噛まれると「縁起が良い」といわれていますよね?
ライオンダンスも「邪気を追い払って、幸運や繁栄を呼び込む」といわれており、旧正月の時期には、商業施設などシンガポールのあらゆる場所で行われています。
初めて、ライオンダンスを見たときの感想は、「とっても派手!!」。
ライオンは黄色やピンク、オレンジなど、色鮮やかなのが特徴です。
そして、パフォーマンス中は太鼓やドラ、シンバルの音が鳴り響きます。
旧正月中に街を歩いていると、この音が色々なところから聞こえてきますよ。
ショッピングセンターで遭遇したライオンダンスは、とてもアクロバティック。
高さ2mほどのポールの上を、ジャンプしながら動き回ると、観客からは大きな歓声が。
頭を担当する踊り手と、体を担当する踊り手による、息の合ったチームワークが作り出す力強い踊りに感動しました。
私がライオンダンスを見るときは、ライオンの動きだけではなく、顔の表情にも注目しています。
激しいダンスの間も、眉毛や耳がピクピクと動いたり、口を開けたりする様子がまるで生きているかのよう。
見ていると、どんどん引き込まれ、新年を祝う嬉しい気持ちになるライオンダンス。
旧正月の時期に太鼓やドラの音が聞こえてきたら、ぜひ、ライオンダンスを探してみてくださいね。