先日、Chinatown (チャイナタウン) を歩いていたら、ふとただよってきた甘く香ばしい香り。
今回は、香りに誘われて、思わず立ち寄ったシフォンケーキ屋さんPure Pandan (ピュア パンダン) を紹介します。
店名にも入っているPandan (パンダン) とは、Pandan Leaves (パンダン リーフ) のこと。
東南アジアで広く使われる植物の葉で、見た目は細長い緑色。ココナッツを思わせる、甘くて爽やかな香りがします。
日本では馴染みが薄いものの、シンガポールでは日常的に使われていて、スーパーマーケットに行けば、生の葉が束で売られているのです。
ご飯を炊くとき、一緒に入れて香り付けに使ったり、スイーツに使ったりと、使い方もさまざま。
特に、ケーキなどのスイーツに使うと、鮮やかな緑色とともに、自然な香りも楽しめるため、街中のお菓子屋さんでは、緑色をしたスイーツをよく見かけます。
ピュア パンダンは、持ち帰り専門店。
私が選んだのは、定番のClassic Pure Pandan (クラシック ピュア パンダン) 。
そしてもう1種類、 Golden Citrus (ゴールデン シトラス) を注文しました。
ホールのシフォンケーキも販売されていますが、私はカットされたものを購入。チョコレート味やドリアン味も売っていたので、次回食べてみたいです。
持ち帰ったパンダンシフォンは、ふわふわな食感で甘さ控えめ。口に入れるときに、パンダンリーフの甘い香りがしました。
気づけば、次の1切れに手が伸びてしまう軽さでしたよ。
ゴールデンシトラスは、オレンジのさわやかな香りと、ほんのりとした甘さが絶妙にマッチして、後味もさっぱり。
紅茶との相性も抜群でした。
チャイナタウン散策の途中、小腹が空いた時にもぴったりのシフォンケーキ。
シンガポールの暮らしに根付いた、パンダンリーフの香りを感じられるスイーツとして、ぜひ味わっていただきたい1品です。