日本の春を、シンガポールで体験できるのをご存知ですか?
今回は、 Gardens by the Bay (ガーデンズ バイ ザ ベイ) にあるFlower Dome (フラワー ドーム) で開催されているイベント。その名も「Sakura」をご紹介します。
フラワードームに入った瞬間、まず感じたのは「涼しさ」。
シンガポールの湿気は全く感じず、ドーム内は心地よく涼しくて、日本の春に包まれたような気分に。
時間が経つにつれて、寒く感じてきたほどだったので、薄手の上着を持っていくと安心です。
私が行った日は、小雨が降っていたのですが、ガラス張りのドームのおかげで、雨に濡れることなく、桜を楽しめました。
ドーム内で面白かったのは、この光景。
南国のヤシの木のなかに、桜の木が立ち並んでいます。ヤシの木と桜の組み合わせがなんとも不思議で、シンガポールならでは!
ドーム内には、河津桜やしだれ桜など、たくさんの種類の桜が咲いていて、根本には桜の名前が。
日本人の私でも、知らない桜の品種がたくさんあるんだなと感じました。
そして、普段シンガポールで、色鮮やかな花を見慣れているせいか、桜の淡い色合いが懐かしく、心が落ち着きました。
今回で、10年目となる Sakuraイベントの今年のテーマは、「福岡県」。
ドーム内には、小倉城が再現され、博多人形や焼き物などの伝統工芸品が展示されています。
説明書きもあり、日本の文化に触れることができるのも、このイベントの魅力です。
今年は初めて、小倉城のイベントで使用された竹灯籠が130個、海を渡ってシンガポールへ。
桜の下で優しい光を放っていて、とてもきれいでしたよ。
桜を見ている人びとは、楽しそうな笑顔。
日本のお花見と同じで、桜がもたらす幸せな気持ちをシンガポールでも味わえ、嬉しくなりました。
ぜひ、みなさんも足を運んでくださいね。