トムソン・イーストコースト線とは?
シンガポールはバスや鉄道といった公共交通機関が発達していて、どこに行くのもとっても便利。
公共交通機関の一つ、都市鉄道はいわゆる地下鉄で、「MRT (Mass Rapid Transit) 」と呼ばれています。
現在MRTは6路線あり、2020年に部分開業した一番新しい路線がThomson–East Coast Line (トムソン・イーストコースト・ライン) 。
これまでは、マレーシアとの国境近くのWoodlands North (ウッドランズ・ノース) 駅から、南のGardens by the Bay (ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ) 駅までを縦断する区間で運行していました。
新区間が開通
この度、2024年6月23日に同路線の新区間が開通しました。
シンガポール東海岸に沿った Tanjong Rhu (タンジョン・ルー) 駅から、Bayshore (ベイショア) 駅までの区間に、今回新たにオープンした7駅があります。
新駅の様子
早速、この新区間に乗車してきました!
今回は、新区間内で特に気になった2駅を紹介したいと思います。
シンガポールLand Transport Authority (LTA、陸上交通庁) によると、この新区間の設備には、環境や国民の健康に配慮した整備がされているそうです。*
* LTA発行パンフレットより https://www.lta.gov.sg/content/dam/ltagov/upcoming_projects/thomson_east_coast_line/pdf/Thomson_East_Coast_Line_4_Brochure.pdf
1駅目としてご紹介するBayshore駅には、ソーラーパネルが設置され、地上階の照明は全て再生可能エネルギーでまかなわれているとのこと。
広い地下駐輪場もあり、自転車を利用する住民にはとても便利ですね。
2駅目は、昔ながらのパテルカラーの建物が立ち並ぶ街、Katong (カトン) 地区の最寄駅である Marina Parade (マリーナ・パレード) 駅。
この駅の天井は、星をかたどったおしゃれなデザイン。
シンガポールに来ることを「来星」と言いますが、それと関係があるのでしょうか・・・
カトン地区は、これまでは市内中心部からバスか車でしかアクセスができなかったので、新区間開通によりとっても便利になりました。
同地区には、かわいい雑貨屋さんやおしゃれなカフェなどが立ち並び、インスタ映えスポットがたくさんあります。
カトン地区は、特に女子旅におすすめの観光地です。
このThomson–East Coast Line 、2026年までに更なる延伸計画が発表されています。
シンガポールでの移動がもっと便利になり、知らない街を散策する楽しみが増えるのが、とっても楽しみです。