台湾のドリンクといえば、「タピオカミルクティー」と言われるくらい、日本でも多くの台湾系ドリンクショップが増えてきました。
しかし、台湾で誰もが知っているドリンクショップと言えば、「50嵐 (ウースーラン) 」。
日本人なら、イガラシと呼んでしまいそう。
どこの街にもあり、リーズナブルなお値段から、学生を中心に大人気です。
※ハロウィンの時には、我が家の娘たちに仮装用の衣装を貸してくれました。
50嵐の人気の秘密は、メニューが豊富なこと。
お馴染みのミルクティーは、2種類あり、
奶茶 (ナイチャ/ミルクパウダー) と、
拿鐵 (ナーティエ/生ミルク) で、
違いがあります。
ベースのお茶も紅茶、緑茶、ウーロン茶などがあり、さまざまなフルーツジュースをベースにすることもできるのです。
1杯だけなら、口頭で注文します。
複数注文する時は、紙のメニューに「正の字」で数量を書くのが、台湾流。
下に小さく英語でも書いてあるので、観光客にも分かりやすいですね。
砂糖と氷の量も、選べます。
日本とは違い、緑茶やウーロン茶にも、砂糖を入れて飲むようです。
確かに、中華圏では砂糖入りの緑茶やウーロン茶のペットボトルを売っています。
これ、知らずに買うとビックリしますよね。
さらに、季節限定のメニューもあります。
この時は、ウーロン茶ベースのドリンクでした。
出来上がったドリンクは、最後にこの機械でビニールのフタを溶着してくれます。
ピタッと、フタがくっついているので、逆さにしてもこぼれません。
最初の1杯は、「布丁紅茶拿鐵 (ブーディンホンチャナーティエ/プリン入りミルクティー) 」。
1杯、55元 (約264円) 。
微糖 (ウェイタン/砂糖少量) 、去冰 (チゥピン/氷なし) です。
なんと、プリンは丸ごと入っています。
取り出してみると、「プッチンプリン」が丸々1個入っていました。
ここからは、プリンを崩して、飲みます。
とっても、あまーーーい。
シェイクを飲んでいるかのよう。
紅茶を微糖にしておいて、良かった。
続いての1杯ですが、その前に。
近年、環境意識の高まりから、ドリンクショップのプラカップは、紙カップに置き換わってきています。
この紙カップ、台湾ではリサイクル品として回収しているのです。
街中のゴミ箱に捨てる際は、「資源回収 (ズーユエンフェイショウ) 」と書いてある方へ入れてくださいね。
さて、今度は「多多緑 (ドウドウリゥ) 」、40元 (約192円) 。
多多はヤクルト、緑は緑茶。
そう、ヤクルト緑茶です。
名前だけ聞くと、ちょっと敬遠してしまいそうです・・・・・・
味は、緑茶の苦味に、ヤクルトの酸味が混ざった感じ。
最初は「未知との遭遇」におどろきますが、飲みすすめていくと、いつの間にかゴクゴク飲めちゃいます。
夏に冷たくして飲むと、もっとおいしいかも。
また、「珍珠 (チンジュ/小さいタピオカ) 」をトッピングしました。
ちなみに、日本で人気の大きなタピオカは、「波覇 (ボォバ) 」といいます。
どんなドリンクにも、大小のタピオカをお好みでトッピングできますよ。
そのほかにも、「椰果 (イェグオ/ナタデココ) 」や、「愛玉子 (オーギョーチ/クワ科イチジク属の果実) ゼリー」)、「仙草 (シェンツァオ/シソ科のハーブ) ゼリー」などがあります。
しかも、プリンやヤクルトも追加トッピングできちゃうんです。
みなさんも、台湾でお好みの1杯を探してみてくださいね。
【1元 (ゲン) = 約4.8円 2025年1月現在】