台北市は東京都よりも人口密度が高いのをご存知ですか?
建物が密集しているので、生活していると息が詰まってしまうこともしばしば。
そんな時、台北に住んでいる筆者は、台湾人の友人に教えてもらった穴場スポットに出かけてリフレッシュしています。
今回はその中でも、特に気に入っている場所をご紹介します。
台北市の東側に位置する「内湖区」(ネイフーチュー)。
平地は複数の報道機関やテクノロジー企業などがある一方、北側には山がそびえる緑豊かな地域でもあります。
そんな内湖区の山の中腹に、大きな廟(宗教施設)の「碧山巖開漳聖王廟」(ビーシャンイェン カイジャンシェンワンミャオ)があります。
廟の主神は「開漳聖王」(カイジャンシェンワン)。
中国・福建省の漳州地方を開拓した人物で、漳州から台湾に渡ってきた人がこの地に線香をあげたのが由来だそうです。
施設の規模もさることながら、最大の特徴は眺望の良さ。
台北盆地を一望でき、台北101などのランドマークが見えるほか、市内の松山空港を発着する飛行機も眺められます。
また休憩スペースも併設されており、任意の寄付金を払えばコーヒーをいただくことができます。
アクセスは台北メトロ(MRT)文湖線の内湖駅からバスに乗って15分ほど。
バスの車窓には台北市内とは思えないような、山深い景色も映ります。
台北市や隣接する新北市には、川沿いに「人工湿地」が整備されている場所があります。
都会の喧騒を忘れて散策し、身も心もリフレッシュするのが筆者のお気に入りの過ごし方です。
地元自治体は野生動物のすみかの保護や、自然生態による浄水効果を狙って人工湿地を整備しているようです。
バードウォッチングに訪れる野鳥愛好家もいます。
川沿いでは、自身の自転車やシェアサイクルに乗ってサイクリングする市民の姿もちらほら。
旅行で訪れた方も“台北っ子”の休日を体験してみると、新たな発見があるかもしれません。
人工湿地は複数あるので、気になる方は地図アプリで「人工湿地」と入力して検索してみてください。