■ 2023年3月記事
皆さん、ニーハオ!こんにちは。JTB台湾マイバスチームです。願い事を書いて祈りを込めたランタンを一年中あげることができる十分エリアでは、旧正月の時期だけは更に雰囲気が変わることは皆さんご存じでしょうか。台湾お正月(旧正月)の15日は「元宵節」であり、毎年この時期に台湾各地では様々なイベントが行われ、十分エリアでは最も注目される「平渓ランタン祭り(平渓天灯節)」というイベントが開催されます。無数のランタンが夜空を彩る幻想的な光景は毎年多くの観光客がランタン祭りを見に十分へ訪れます。今年の2月5日に行われた平渓天灯節に台湾現地スタッフも参加してきましたので当日の美しい風景を皆さんにお届けしたいと思います!今年の平渓ランタン祭り(平渓天灯節)の催行日は2023/2/5(日)と2/11(土)でした。2/5(日)のランタン上げ会場は十分広場で、2/11(土)のランタン上げ会場は平渓国中(平渓中学校)で行われました。年に一度の大きなイベントのため、催行日当日は交通規制が敷かれるので、台湾鉄道やシャトルバスを利用するか特定の観光ツアーでのみ十分エリアに入る事ができます。今回は観光ツアーに参加して十分老街に行きましたのでとても楽でした!来年行ってみたい方はぜひ行く前に当日の交通アクセス方法をお調べくださいね!
イベントの開始時間まで時間があったので、まずは十分老街に来ました。皆さんご存じの通り、十分老街はローカル平渓線の十分駅から線路沿いにお土産屋さんが並びます。お土産屋さんや懐かしい雰囲気漂う駄菓子屋さんなどを見ながら歩いていると、笛の音が聞こえてきました。直ぐに列車が通過し迫力ある様子が間近に見られます。
この日はランタン上げを体験しに来た観光客も大勢いました!イベントでのランタン上げは枚数限定のチケットが配布されるので、チケットが貰えなかった人やイベントでは撮影に集中したい人たちは、イベント前に線路の脇でランタン上げ体験している人も多くいました。多くの観光客が願い事を書いている様子を見ていましたが、店舗のスタッフはランタンの上げ方を案内しながらお客さんの携帯やカメラを片手にどんどんポーズを指示して撮影していました!高々と上がっていく様子にみんなの歓声が聞こえます!
夜のランタン上げイベントに参加するので私たちは老街ではランタン上げをせず、散歩しながら屋台料理を楽しみました。焼きソーセージ、ベビーカステラやドリンクなどがあり様々な台湾の地元グルメが味わえ、またいつもより多くの屋台も出店していたのでとても賑やかでした。屋外でのマスク着用の規制が緩和されたので食べ歩きを楽しむ人も多く、だんだん普段の生活に戻っているような気がしました!
夕方5時頃、イベント時間が近づいてきたのでランタン上げ会場へと移動し始めました。会場に入る前にガイドさんから整理券が配られ、入場門をくぐるとイベント会場が近づきとてもわくわくして来ました!ここでは大勢の人が集まるイベントのため、現場でもマスク着用を推奨するとアナウンスが流れてきました。この日のイベントでは全8回ランタン上げが行われました。1回150組のランタンが空へ舞い上がります!15分ほど待って入場すると、会場には何百人もの参加者がいてこれから夜空に浮かぶのランタンの風景を更に期待するようになりました!
現地スタッフの指示により整列して順番に会場に入ると、会場にはステージが設置されていて台湾の伝統的な踊りや演奏のパフォーマンスがあってお祭りの雰囲気を盛り上げてくれました!パフォーマンスを見ているとスタッフから大きなランタンが配られ、早速みんなで願い事を書き始めました!コロナ禍を経てやはり何をするにも健康が第一だと思い、身体健康(身体が健康でいられるように)と書きました♪ 4人で1人1面に願い事を書き、スタッフに火をつけてもらい、ランタンが膨らむまで少し待ちます。その間ランタンはどんどん熱くなるのでランタンを地面に置いて、足で軽く踏んで飛ばないように押さえて待ちます。そしてステージ上のメインランタンも準備ができ、いよいよ飛ばす時が来ました!会場のみんなが一斉に手を離し、無数のランタンが風に乗り天に昇っていきます。十分老街に着いた15時ごろから長い時間待っていましたが、一瞬で疲れが飛びその幻想的な絶景に感動し、泣きそうになりました!!「もっと高く昇って、願いを天まで届け!」と思いながら、写真や動画を撮るのも忘れていません笑。
多くの人が参加するイベントのため、ランタン上げまでの待ち時間が長くて体力の戦いですが、1年を通してもこの数のランタンが一斉に上がるのはこのイベントだけの風景なので一生に一度はみておきたい絶景で本当におすすめです!