皆さん、こんにちは!ニーハオ!JTB台湾マイバスチームです。
台湾を訪れた時、台湾式の朝食を食べたことがありますか? 台湾の朝食と言えば、何を思い浮かべますか?
台湾人の私が毎日に楽しみにしているのが朝ごはんの時間です(笑)。 台湾の朝食店は、星の数ほどあると言っても過言ではないです。
中華風の朝食がお好きな方、西洋風の朝食がお好きな方、誰でもお気に入りの朝食店が見つかります‼
今回は、伝統食文化と現代食文化が融合した「軟食力Soft Power」という朝食店をご紹介したいと思います。
「軟食力Soft Power」は台北で有名なお寺「行天宮」の近くの静かな路地裏にあります。小さな木製の看板は落ち着いていて素朴な雰囲気を作り出しています。木枠の窓を模した格子窓と木製引き戸、花柄のガラスは1960-70年代に台湾民家の建築特色となり、外観からはレトロ感が溢れています。店内インテリアは簡潔で、木製テーブルと椅子、カウンターの外側に貼られている白いタイル、赤い春聯(めでたい言葉が書かれた赤い紙)などは懐かしさを感じさせます。店内には窓側席とテーブル席があり、お好きな席お選びいただけます。
今回、日当たりの良い窓側席を選びました。テーブルには専用QRコードがあり、QRコードを読み取りオーダーシステムより注文、お支払い後、注文が完了となります。お支払い方法は、オーダーシステム上でのモバイル決済または現金となります。
「軟食力Soft Power」で販売している朝食は台湾伝統的な卵クレープ(粉漿蛋餅)、蒸しパンバーガー(饅力堡)、台湾風おにぎり(飯糰)と三種類あり、他には台湾伝統的なデザート、ドリンクがあります。さて、今回注文した朝食を紹介いたします。
このお店の定番メニュー、台湾伝統的な卵クレープ(粉漿蛋餅)の作り方や食感は、一般的な朝食店でよく食べられる卵クレープ(脆皮蛋餅)とどこが違うのでしょう? 脆皮蛋餅は小麦粉、もち粉、油、塩などを混ぜ合わせて発酵した生地で成形された皮を焼いたものですが、粉漿蛋餅は、小麦粉と片栗粉を水で溶き、クレープのようにその場で焼き上げる伝統の技で作られたものです。焼き立ての粉漿蛋餅の外はカリッと、中はしっとりフワフワな食感で食べ飽きません! このお店の台湾伝統的な卵クレープ(粉漿蛋餅)には種類がいくつかあり、素朴なオリジナル味からチーズ入りや、台湾ソーセージ入りの濃厚な味まで、お好きな味が絶対見つかります‼ 味噌などをベースにした自家製のタレをつけて食べるとより風味豊かに仕上ります。
もう1つは蒸しパンバーガー(饅力堡)です。朝食に台湾人はよくマントウ(台湾伝統的な蒸しパン)に卵焼きを挟んで食べます。オーナーはマントウ卵焼き包みよりアイデアを生じ、台湾式蒸しパンバーガーをメニューの一つとして提供しています。もっちりした黒糖蒸しパンに醤油漬けした柔らかい豚ロース、バジル入りの爽やかな卵焼き、揚げたてのカリカリ台湾式揚げパン(油條)、豚肉フレーク(肉鬆)、チーズを挟む蒸しパンバーガーがとても人気です。いっぱい具材が入っていますので、コクが深く満足感ある美味しさです。
ほかにも台湾らしいサイドメニューが並びますよ。蛋餅や饅力堡などのメインメニューは、プラス台湾ドル70元(2024年5月現時点)でセットメニューとなり、台湾ドル45元の台湾式おやつ+台湾ドル30元の飲み物をそれぞれ1種類ずつ選ぶことができます (それ以上の価格の場合は、差額分を補足すれば選択可能) 。 蛋餅には、カラフルでコロコロしている地瓜球(サツマイモの揚げ団子)と自家製豆乳を組み合わせ、セットメニューへアップグレードしました。さつまいも餡、あるいはこしあん入り地瓜球は噛めば噛むほど甘さを感じます。豆の香りが漂う暖かい豆乳は飲みやすいです。 饅力堡には、ピーナッツパウダーをかけた炸湯圓 (揚げ白玉団子)とミールクティーを組み合わせたセットメニューを注文しました。台湾の披露宴で前菜としてよく出される炸湯圓をまさか朝食屋で食べられるとは思わなかったです(笑)。甘さ控えめミールクティーは大人向けの味になります。
「軟食力Soft Power」は台湾伝統的な味に新たな風を送り込み、若者にも外国人にも台湾の食文化を伝えていきたいとオーナーはこのお店をオープンさせました。 次回、台湾を訪れる際、「軟食力Soft Power」にお越しいただき、台湾ならではの朝食を楽しむのはいかがでしょうか。