台湾の食堂で野菜や餃子などを頼むと、甘じょっぱい醤油のような茶色いソースがかかっていることが多々あります。
これは、台湾でとてもよく見かける調味料、とろみ醤油です。
先日食べた朝ご飯にも、添えられていました。
さまざまな種類がありますが、そのうちのひとつ、屏大薄鹽醤油膏 (ピンダーバオヤンジァンヨウガオ) をご紹介します。
こちらは、560mlサイズのボトル。ポテっとしていて、可愛らしいフォルムですよね。
スーパーで、約250元 (約1,200円) でした。
原材料を見てみると、水、大豆、小麦、食塩、砂糖、コーンスターチ。
とてもシンプルですね。
お味の方は、特にクセはなく、食べやすいです。
めんつゆを、醤油多めにして、煮詰めたようなイメージが近いかもしれません。
また、オイスターソースにも似ている気がします。
台湾では、これがいろんなものに付いてくるのです。
茹でた葉野菜、餃子、大根もちなど。
きっと、ほかにも、気づかず食べていることがたくさんあるはず。
「おかずが、もう1品欲しいな。」というときに、おひたし感覚で、茹で野菜にかけてすぐに食べられます。
スーパーで手に入りやすいチンゲン菜にかけただけで、もうりっぱな副菜に。
最近は、チャイニーズブロッコリーとも呼ばれる野菜、芥藍 (カイラン) にかけるのがマイブーム。
若干の苦味がある野菜なのですが、屏大薄鹽醬油膏をかけると、甘みのある深い旨味と相まって、いくらでも食べられます。
もちろん、お肉や卵にかけても美味しいです。
豚しゃぶサラダや、目玉焼きの味が、いつもおなじになってしまう……
そんなときには、とろみ醤油をかけてみてはいかがでしょうか?
大きめのスーパーに行くと、棚一面を占める、とろみ醤油の数々。
たくさんの種類を見つけることができます。
買って帰れば、台湾の雰囲気を感じられると思います。
いろんなブランドのものを買って、ご自宅で食べ比べてみるのも面白そうですね!
【1元 (ユエン) = 約4.8円 2025年5月現在】