台湾旅行と言えば、タピオカミルクティーや小籠包、夜市グルメを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
台湾の日常をより身近に感じるなら、ぜひ体験してほしいのが「朝食文化」です。
台湾には「早餐店(ザオツァンディエン)」と呼ばれる朝食専門店が街のあちこちにあり、早朝から通勤・通学前の人たちで賑わいます。
少しだけ早起きをして、地元の人たちと同じ朝を過ごす。 そんなローカル感あふれる楽しみ方のひとつを、今回はご紹介します。
台湾の早餐店は、早いお店では朝5時台から営業を始めます。
定番メニューは、もちもち食感の生地に卵を包んで焼き上げる「蛋餅(ダンビン/台湾式クレープ)」や、外は香ばしく中はしっとり柔らかな「蘿蔔糕(ルオボーガオ/大根もち)」。
鉄板で焼き上げる音や香ばしい香りがお店いっぱいに広がり、食欲をそそります。 そして朝食に外せないのが、大豆のやさしい甘みと香りが特徴の「豆漿(ドウジャン/豆乳)」。
店内で聞こえる注文の声や鉄板で焼かれる音、美味しそうな匂いから、その街で暮らす人々の日常が自然と伝わってきます。 観光地では味わえない空気こそ、早餐店へ立ち寄りたくなる魅力のひとつです。
台湾では多くの人が朝食をとり、国家衛生研究院が2015年に公表したデータによると、成人の55~65%が朝食を外食しているそうです。
そのため、街には早餐店が数多くあり、一日の始まりを朝食とともに過ごす文化が深く根付いています。
朝から手軽にエネルギーをチャージできる、うらやましい習慣ですね。
朝食を気軽に体験するなら、台北駅構内の「真芳碳烤吐司(ジェンファン タンカオ トゥースー)」がおすすめです。
看板メニューの「真芳三明治(ジェンファン サンミンジー/真芳サンドイッチ)」は、ボリュームたっぷりの台湾式炭火トースト。
炭火で香ばしく焼いたトーストに、豚肉パティや卵、チーズ、自家製のかぼちゃ・じゃがいもサラダ、キャベツ、ピーナッツソースなどがたっぷり挟まれています。
今回は、
「起司起司蛋(チースー チースー ダン/チーズエッグトースト)」60元
「花生豬肉蛋起司(ファーション ジューロウ ダン チースー/ピーナッツバターポークエッグチーズトースト)」85元
「紅茶(ホンチャー)」40元
をオーダーしました。
外側が香ばしく、中はふんわり。とろけるチーズと半熟卵のまろやかな味わいがよく合う起司起司蛋(写真左上)。
ピーナッツの甘さと豚肉の塩気、チーズのコクが絶妙に調和し、一口ごとに甘じょっぱい味わいが広がる花生豬肉蛋起司(写真右下)。
シンプルながら満足感があり、紅茶のほどよい甘さとも相性抜群でした!
台北駅はMRT、高鉄(台湾新幹線)、台鉄(台湾鉄道)が集まる台湾最大級のターミナル。お店はその地下1階にあり、朝食はもちろん、観光の合間や夕方の軽食にも立ち寄りやすいのが魅力です。
朝食を食べながら地元の人たちと同じ時間を過ごすこと。
台湾在住の私にとっても、初心を思い出させてくれる大切なひとときです。
ぜひ少し早起きをして、街が目覚める様子を眺めながら朝食を楽しんでみてくださいね。
きっと心に残る思い出になるはずです。
【1元=約5円 2026年9月現在】