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台北にあるおすすめの茶芸館3選(南街得意・小隠茶庵・紫藤廬)

作成者: JTB台湾チーム|Apr 15, 2025 1:36:04 PM

皆さん、こんにちは!ニーハオ(你好)!JTB台湾マイバスチームです。

台湾の茶文化を体験したことはありますか。

新型コロナ終息後の台湾旅行のご参考になればいいなと思いながら、皆様に台北にある人気の茶芸館3選を紹介したいと思います。

どれもレトロ感たっぷりの雰囲気で素敵な茶芸館。台湾茶を満喫したい方におすすめします。

 

南街得意(ナンジェートクイ)

 南街得意(ナンジェートクイ)は、台北の観光名所迪化街にあるアンティーク感あふれるインテリアで大人気の台湾式茶芸館です。昔ながらの三進式の町家から変身したお店では、日々の疲れから解放されて、レトロで落ち着いた雰囲気の中でお茶と茶菓子を楽しめます。

 メニューは中国語表記だけではなく、日本語・英語の紹介もありますので、海外から来たお客様も問題なく安心して利用できます。どんな種類のお茶を注文しても、料金は茶菓子付きで一人分NT$280元です。サービス料はかかりません。

(掲載の料金は、2021年5月に取材時点のものです。)

 ちなみに、店内では数多くのガラス小瓶に茶葉サンプルが入っており、茶葉の香りを確認してから、気に入った茶葉を自由に選んで注文することが出来ます。

 

小隱茶庵(シャーインチャアン)東門店

海外の観光客にも大人気の台北永康街といえば、何を思い浮かべますか?この辺りには、小籠包、牛肉麺、マンゴーかき氷などの有名人気グルメがいっぱいあります。B級グルメ満喫はもちろんですが、今回のテーマは茶芸館ですから、皆様に賑やかな永康街でも見逃すことが出来ないお茶の専門店をご紹介したいと思います。

 「小隱茶庵」はノスタルジックなインテリアとデザインで、インスタ映え好きの若者を中心に注目を集める茶芸館です。そのため、休日利用したい場合は、事前に座席を予約した方がいいです。2021年にMRT象山駅近くに二番目店舗の「信義店」がオープンしましたが、今回皆様に紹介したいのは永康街周辺の初店舗「東門店」です。店主は「東門店」には女性らしい柔らかさを感じさせるデザインで、「信義店」では男性らしく大正ロマンの雰囲気を醸し出して、どちらも都市の喧噪を離れた快適な空間作りにこだわりました。

 また、店主は台湾茶文化を難しく考えることなく、茶器があれば簡単にお茶が楽しめるという発想を若者に広げていきたいと考えています。店内にはお茶の淹れ時間を書いたカードを用意してありますので、台湾茶をはじめてご利用の方はご参考いただければと思います。人それぞれの好みにより、濃い味がお好きな場合はカード上の時間をさらに長く調整しても大丈夫です。居心地の良い空間の中で、大切な方々との素敵な歓談の時間を過ごしながら気軽にお茶を味わいます。

 店内の食器棚には一般的な茶器から骨董品まで揃えられており、ほかにも王文徳先生の「水口」というブランドの茶器も販売されております。ちなみに、お店では定期的にお茶や生け花のセミナーも開催されています。

軽食も提供していますが、当日の店の状況により待つ時間が必要となります。

 

紫藤廬(ツートンルー)

 紫藤廬(ツートンルー)は、日本統治時代(1920年代)に高官の官舎として建てられました。戦後(1950年代)は財政部税務署長兼台湾大学教授―周徳偉の住宅になり、学術文化の討論や台湾民主運動の拠点として使われていました。1997年には建物の保存に向けた市民の努力のおかげで、台北市の古跡として認定されました。

 現在この歴史的価値が高い建築物は台湾茶・中国茶を体験できる茶芸館として利用されています。店内はレトロな雰囲気で、まるで時間が止まったような空間でゆっくりお茶の時間を過ごすことが出来ます。こちらのお茶は約36種類、茶菓子も約20種類があり、選べないほど種類豊富ですよ。でも茶菓子の数が限られているため、売り切れの場合もあります。また、メニューに日本語表記があるため、日本の方でも簡単に注文することができます!

 一方、店内では美味しくて量も多い中華定食を提供しています。古跡の中でお茶体験だけではなく、食事を楽しめるのもいいですね。また、店内にはテーブル席と畳席があり、予約の際に席をリクエストすることが可能で、オリジナルの茶葉と茶器の販売もあります。