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食べてみて!กะหรี่พัฟ (カリーパフ)【知りたい!現地の暮らし】

作成者: 現地リポーター チーム|Mar 8, 2025 7:00:00 PM

 

タイ人は、おいしいものを食べるが大好きなので、「〇〇というお店の△△がおいしい!」と、会話が盛り上がることがあります。

そんなタイ人の夫から今回おすすめされたのは、กะหรี่พัฟ (カリーパフ) という食べ物。タイのจังหวัดสระบุรี (サラブリー県) で有名なようです。

タイ語で料理名を言われても、どのような食べ物なのか想像がつかないことが多く、実物を見るまでに、あれこれ頭の中で妄想します。

ですが、今回は名前にヒントがありそうです。カレー味の膨らんだ食べ物とは一体、なんなのでしょう?

正解はこちら。


パイ生地のなかカレー味の具材が詰まっているので、日本人が馴染みのある食べ物で例えるとすれば、カレーパンでしょうか。

メインはチキンカレー味。そのほかには、魚やゆで卵などの具材もあります。


おやつとして食べるのであれば、芋やパイナップルなどの甘い味を選ぶとよいでしょう。




価格は110THB (44.75) なので、手軽にいろんな味を試すことができますね。





サラブリー県での観光途中購入しましたが、バンコクでも、Google Map (グーグルマップ) で、กะหรี่พัฟ (カリーパフ) と検索すると簡単に見つけられました

実はこのカリーパフ、スペインで食べていたempanada (エンパナーダ) というパンにそっくりなのです。エンパナーダはオーブンを使用して焼成し、具材にチョリソやチーズなどを使用しますが、それ以外は見た目もそっくりそのまま。

カリーパフについて、インターネット上で調べてみると、具材は変わるが、見た目が似ているものが世界中にあることを発見しました。
起源は定かではありませんが、ルーツには、いくつかの説があるようです。

 

  1. イギリスのパイ料理やペイストリー : イギリスの植民地時代に、イギリスのパイ料理が東南アジアに伝わり、カレー風味にアレンジされたという説
  2. ポルトガルのエンパナーダ : ポルトガルが東南アジアを支配していた時代に、エンパナーダが伝わり、カレー風味にアレンジされたという説
  3. インドのサモサ : インドのサモサが東南アジアに伝わり、カレー風味にアレンジされたという説

これらの説を裏付ける明確な証拠はありません

 

しかし、東南アジアがヨーロッパの国々の統治下にあった時代、西洋の影響を受けてカリーパフが作られるようになったと考えられています。

まさに、東南アジアの食文化を代表する料理のひとつとえるかもしれないですね。とってもおいしいので、旅行に来た際にはぜひ食べてみてほしいです。

1THB (バーツ)=4.48円 20252月現在】