海外の公共交通機関といえば、遅延が多くて使いにくいというイメージをもつ方が多いかと思います。
しかし、必ずしもそうではありません。
メルボルンの公共交通機関は、電車、バスに加えてトラムもあるなど、種類が豊富です。
特にメルボルンは都心部のため、本数が多く、利用者にとてもやさしいシステムになっています。
空港行きのシャトルバスなど一部を除き、運賃は一括してマイキーカード(myki card)と呼ばれるプリペイドカードで支払い。
時間制になっており、その日最初にカードを読み込んだタイミングから朝3時まで一定の料金で利用できます。
料金は2時間料金と1日料金の2種類です。
エリア内は、電車、バス、トラム、どの交通機関を使用しても、1日の金額の上限が変わることがないのが嬉しいポイント。
また、PTV (Public Transport Victoria app/パブリックトランスポートビクトリアアプリ) というのもあります。
このアプリは、カードを登録してオンラインでチャージができるほか、詳しい運行情報を手元で得ることもできて、すごく便利です。
利用者に優しいトラム
日本では聞きなじみの少ないトラムは、いわゆる路面電車のこと。
そして、メルボルンのトラムには、利用しやすい点がたくさんあります。
例えば、乗車運賃のいらないFree Tram Zone (フリートラムゾーン / 無料のトラム区域) が設けられていることや、金曜日と土曜日は、路線によっては一晩中運行していることなど。
週末、遠出をした後に、夜中も走っているトラムに助けられたこともあります。
また、レトロな車両を見つけることも。
乗ってみると、メルボルンの街が少し違って見えますよ。
急な変更には気を付けて!
便利な反面、注意しなければならないこともあります。
公共交通機関なので遅延や急な路線変更が起こることがあるのです。
特に、大きなイベントがある際には、電車やトラムの本数が少なくなったり、利用不可区間ができたりすることがあります。
そうなると、到着時間に影響が出ることもあるので確認必須。
このような情報は、停留所等での事前の掲示やPTVで確認することができます。
もちろん、バスなどの代替便が用意されているので安心してくださいね。
便利な点もあり、まれにハプニングもあるメルボルンの交通機関。
実は遊び心もあり、たまに回送中のバスの表示に、バスに関する雑学が表示されているのを目にすることがあります。
ぜひ、携帯端末の位置情報や地図、PTVなどを活用しながら、メルボルン探索を楽しんでくださいね。