インドネシアの街では、「JAMU (ジャムウ) 」という言葉をよく見かけます。
これは、地元で親しまれている伝統的なスパイスドリンクのことです。
「ジャムウ」という名前の由来は、古代ジャワ語で「魔法の薬」という意味。
ジャムウは、根菜や果実、葉、スパイス、蜂蜜など、自然由来の素材を組み合わせて作られています。
かつては、王宮でも大切にされていたそうですが、今では、家庭でも手軽に取り入れられる存在となりました。
インドネシアで世代を超えて受け継がれてきた、自然を取り入れたライフスタイルのひとつなのです。
最近では、現代風にアレンジされたジャムウも人気です。
「acaraki THE ART OF JAMU (アチャラキ ザ アート オブ ジャムウ) 」という、モダンなカフェレストランに行ってきました。
サイダーで割ったメニューもあったので、初めてでも安心して試すことができます。
スッキリとした味のなかにいろいろな素材の深みがあって、まさに体が整いそうな味でした。
ジャムウは、お店によって素材の組み合わせが違うようで、飲み比べるのも面白いですよ。
また、「Sure Ora Jamu (スウェ オラ ジャムウ) 」という、ジャムウ専門店にも行ってみました。
こちらは、自家製ブレンドの種類が豊富です。
そのなかで1番人気だとおすすめしていただいた、「Kunyit Asem (クニット アッセム) 」を試してみました。
しっかりスパイスの香りはするものの飲みやすく、クセになる味。
観光の合間に、1杯試してみるのもおすすめですよ。
ジャムウは、地元のスーパーマーケットでも購入することができます。
私は、「TOLAK ANGIN (トラック アンギン) 」という商品が、お気に入り。
はちみつのような口当たりでサラッと飲めて、喉が乾燥気味のときによく飲んでいますよ。
小分けパックになっているので、お土産にもおすすめです。
インドネシアの体にやさしいローカルドリンク、ぜひお気に入りのジャムウを見つけてみてくださいね。