シンガポールはどこで何を飲んでも、とにかく飲み物が甘いです。
筆者は、ご飯と一緒に水や緑茶などの甘くない飲み物を飲むのですが、街中のお店で注文したお茶は、甘いことがほとんど。
個人的には、甘いジャスミンティーが衝撃的でした。
移住して間もない頃は、「甘い飲み物と一緒に、ご飯を食べる」という文化の違いに驚いたものです。
シンガポールの健康事情について
そんな甘い飲み物を飲む文化のせいか、シンガポールの糖尿病患者数はこのままなにもしなければ、2050年に100万人に到達するといわれています。
これを問題視した政府が、2022年12月よりNutri-Grade (ニュートリグレード) ラベルを導入。
これは飲料の砂糖・トランス脂肪酸含有量を表しています。
A~Dの表記は、Aに近いほど飲料の砂糖・トランス脂肪酸含有量が少ないことの証明。
※A~Bの場合は、Nutri-Gradeラベルを添付することが必須ではないため、何もラベルがない場合はA~Bに該当。
その横にある「%」の表記は、実際の糖度を「%」で記載しています。
スーパーやカフェで飲み物を頼むときは、このラベルを見てなるべくA~Cに該当する、甘さ控えの飲み物を探していました。
シンガポールで試してみてほしい飲み物
ここからは筆者が見つけた、シンガポールのおすすめの飲み物を紹介したいと思います。
それは、街中やスーパーで買うことのできる、ココナッツの身を丸ごと楽しめるココナッツウォーター。
ココナッツのなかには、ココナッツの香りがする水が入っていて、そのままココナッツウォーターとして飲むことができます。
値段は、およそ3.9SGD (=約434円) 。
スーパ―で販売されているものは、街中で購入できるココナッツよりサイズが小さめ。
初めて、実を丸ごと使ったココナッツウォーターを、試してみたい人にはおすすめですよ。
ホーカーおすすめのエービーシージュース
Hawker (ホーカー) と呼ばれるフードコートで、購入可能なフルーツを使ったジュースは、種類が豊富でお気に入り。
特に、ABC (エービーシー) ジュースは、さっぱりとした甘さでおすすめですよ。
名前の由来は、Apple (アップル/りんご) のA、Beetroot (ビートルート/ビーツ) のB、Carrot (キャロット/にんじん) のCから。
お店にもよりますが、Mサイズ (日本のLサイズ) で、およそ2SGD (約230円) と、お手頃価格で楽しめます。
ご旅行に来られる際は、飲み物を通じてシンガポールを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【1 SGD (シンガポールドル) =約112.3円 2025年6月現在】