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【シンガポールを知る】シンガポールのファッション事情

作成者: JTB シンガポールチーム|Apr 14, 2025 5:46:57 AM

多民族国家のシンガポール。中華系、マレー系、インド系それぞれで文化も異なり、ファッション事情やお洒落のしかたもちがってきます。今日はそんなシンガポールならではのファッション事情を現地スタッフがご紹介!

 

◆◆◆シンガポールの3つの文化◆◆◆

シンガポールは多民族国家であり、中華系、マレー系、インド系の3人種が暮らしています。女性のファッションは各文化により違いがあります。

 【中華系】 

私たち日本人に一番近い服装です。シンガポールは年間を通して常夏な気候なので半袖、短パン、ビーチサンダルなど開放的でラフな服装の人が多いです。女性はどの年代でもミニスカートを履いている為、日本とのギャップに最初は驚きました。

中華系シンガポーリアンの女性は手足が長く細い人が多い為、袖なしの服やショートパンツ等がよく似合います。色味もな夏らしい暖色の服をよく見かけます。日本とは逆で、年配層はかなり派手目の色・デザインを好む人は意外と多いかも。

 

【マレー系】

多数がイスラム教徒のマレー系の人々は戒律に基づき、顔と手以外を覆う、体のラインを見せない、透けないという3点が原則。

女性は髪の毛を隠すヒジャブを日常でも被っていて、民族衣装のロング丈のブラウスとスカートを組み合わせた“バジュ・クルン”や

露出を控えた長袖・長ズボンやロングスカートを着用しています。

近年では、これまでのステレオタイプを覆すかのように、おしゃれにヒジャブを着こなす女子も増え、

「ドルチェ&ガッバーナー(D&G)」、「トミー・ヒルフィガー」や「ダナ・キャラン・ニューヨーク(DKNY)」などといった

有名アパレルブランドもムスリムをターゲットにした商品販売を展開しています。

ヒジャブにはスパンコールや刺繍等があしらわれていたり、ヒジャブを止めるブローチも様々な種類があり、

それらの組合せでおしゃれを楽しんでいるようです。

 

【インド系】

インドの民族衣装といえばで思い浮かぶのが“サリー”。

切ったり縫ったりしていない、1枚の長方形の布を体に巻きつけて着用する民族衣装。

5Mほどの大きな布地もやわらかな肌心地の生地がしっとりと体を包み込みますので、どんな体格の方でも、自分仕様に着こなせます。

ここでは、特別なハレの日や主にご年配の人が着ているという印象です。

サリーは一枚布で日常着としては大変ですので、普段着としては“パンジャビドレス”を着ている人の方が多くみられます。

サリーと比べるとパンジャビ・ドレスは、パンツなので動きやすく着脱も簡単だからです。

素材もデザインも様々で、ビーズやスパンコールで豪華絢爛なパーティー仕様のものから

ほどよい刺繍がシンプルで日常で着られるものまで幅広くあります。

この3つの色の組み合わせで、各々の個性を映し出していて、

とりわけ鮮やかな色のドレスは、インド系の女性の黒髪と肌色にとてもよく似合います。

 

年中夏なのにファッションには四季がある

シンガポールは1年中熱帯雨林気候なので基本的に夏服を着ているのですが、多くのファッションブランドが、北半球の四季に合わせて新着の服に要素を取り入れてきます。

11月頃になると、秋色の服やジャケット、ダウンが並んでいたりして、ちょっと奇妙な光景です。店頭の結構目立つところにディスプレイしているということは、それなりに需要があるのでしょうね。

 

≪シンガポール発のファッションブランド≫

シンガポール発信のファッションブランドもあります。日本にも進出していたりしますので、ご存じの方も多いかもしれません。

 

  • チャールズ&キース-CHARLES & KEITH-

アジア人女性の足のサイズに合わせた靴を作りたいとの思いから、1996年にチャールズウォンとキースウォンによって設立されたシンガポールを代表するブランド。

シンガポールを拠点に、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカとグローバルに展開しています。

鞄や小物も充実しており、スタイリッシュなデザインでしっかりとした素材を見ると一見高そうに思いますが、コスパはなかなかよいです。

インスタ映えする”おとなかわいい”デザインが東南アジアを中心に今人気急上昇中の注目のお店です。

【CHARLES & KEITH 313@サマセット店】

313 Orchard Road,#02-46/47/48/49, 313@SOMERSET

URL: https://www.charleskeith.com/sg

       https://charleskeith.jp/


 

  • エディターズ・マーケット-THE EDITOR'S MARKET-

2010年設立のシンガポール人のデザイナーが手掛けるナチュラル系カジュアルブランド。

流行にながされないシンプルさが売りで、素材は麻やリヨセルなど軽量で通気性がいいので、当地のような暑い気候にとても適しています。

パステルカラーや優しい色合いのワンピース、キャミソール、タンクトップ、ブラウス等取り揃えてあります。

また、ナチュラル志向のお部屋に合うおしゃれな雑貨もあります。

シンガポール国内5店舗のほか、タイで1店舗、カンボジアで3店舗、ドバイで2店舗を展開。

 

【THE EDITOR'S MARKET 313@サマセット店】

313 Orchard Road, #03-01/08, 313@SOMERSET

URL: https://aseansnapshot.com/singapore/singapore-shops/the-editors-market/

    https://www.theeditorsmarket.com/

 

シンガポーリアンのオフィスファッション◆

男性はワイシャツにスーツのズボンと言った日本で言う、クールビズスタイルが基本です。ネクタイを付けてジャケットを着ている人はほとんど見かけません。女性は袖なしのワンピースやスカートスタイルが多い印象です。

シンガポールのオフィスはどこも冷房でガンガンに冷えており、日本人はジャケットや上着を着てちょうどいいくらいですが、(ウルトラライトダウンを着ている人も数名います)、シンガポーリアンはそんな中でもノースリーブのまま働いているので体感温度が違うのだと感じます。

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