7月のある日。市場で、南国フルーツが山積みにされているのを発見。
Lychee (ライチ) 、Rambutan (ランブータン) 、Longan (ロンガン) 。いずれも、シンガポールではよく見かける、あまいフルーツです。
見た目や名前はちがっても、正直「どれも同じ味なのでは?」と思っていました。
そこで今回、家族で食べ比べをして、その違いを確かめてみることに……
ライチは、つやのある黄緑色や赤の皮に包まれ、むくと半透明の果肉があらわれます。
口に入れると水分が多く、さわやかな香りがふわっと広がりましたよ。
ランブータンは、毛のような突起がついた派手な外見が特徴。ライチよりも大きく、むくとやはり白い果肉。見た目は、少し小さめのゆで卵のようです。
味はほどよい酸味と甘みのバランスが良く、飽きずに食べられました。
ロンガンはつるんとした薄茶色の皮で、サイズは1番小さめ。
一見地味ですが、甘みが強く、しっかりとした味わいが楽しめました。
それぞれ皮をむいて並べると、大きさの違いがはっきり分かります。
見た目はバラバラですが、どれもなかは、似たような半透明の果肉に大きな種が入り、ジューシーさが魅力。
ただし、よく味わってみると、甘みの強さや香りの印象が少しずつ違うことが分かりました。
家族の好みも、それぞれ分かれる結果になりました。
子ども達は、「1番甘いから好き。」とロンガンを選び、夫は「香りがさわやかで食べやすい」とライチ推し。
そして、私は「ほのかな酸味が最高。」とランブータンが1番のお気に入りに。
私以外は、「ランブータンの果肉と種の間にある、薄い渋皮が気になる。」という感想でした。
食べ比べをしてみると、同じようなジューシーなフルーツでも、香りや酸味の違いで好みが分かれ、会話も自然と盛り上がり楽しい時間でした。
シンガポールを訪れたときには、ぜひいろいろな南国フルーツを食べ比べて、自分のお気に入りフルーツを、見つけてみてはいかがでしょうか?