台湾の観光・ローカル情報ブログまとめ|台北・高雄をメインに紹介します。

白バイじゃなくて白馬⁉ 台湾警察の優雅なパトロール【知りたい!現地の暮らし】

作成者: 現地リポーター チーム|Sep 25, 2025 7:00:00 PM


「台湾は比較的治安がいい」とよく聞きますが、その理由のひとつが、日々の地道なパトロールともいわれています。  

パトカーや白バイが、街中をこまめに巡回するのは日本と同じですが、ある日、私は駅前で思わぬおどろきの光景を目の当たりにました。

それは、白馬に乗った警察官。

好奇心から、つい話しかけてしまいました。

駅前に白馬思わず2度見した昼の出来事

駅に向かって歩いていると、遠くから近づいてくる2頭の大きな白馬。

最初は「イベント?それとも撮影?」と思ったのですが、馬にまたがっていたのはなんと警察官!

その後ろには、作業着の男性がかごをひきながら付き添っており、馬糞の処理や世話を担当しているようでした。

 

2頭の白馬は堂々とした足取りで、私たちがいた駅の入り口前までやってきて、静かに立ち止まりました。

まるでおとぎ話のワンシーン。

あまりの非日常に、道ゆく人たちも目をうばわれていました。

 

 

気になりすぎて……その場でおまわりさんに聞いてみた!

「なぜパトカーじゃなくて、白馬なんですか?」

気になりすぎて、私は馬上の警察官に思いきって聞いてみました。

 

「ここはバイクやパトカー侵入が禁止されているエリアなんですよ

「触ってみますか?」

そう言ってくださったので、そっとたてがみに触れてみると、なんとも優しい目をしたおとなしい馬でした

 

「写真撮ってもいいですか?」と聞くと、

「どうぞどうぞ」とにっこり。

 

しっかり記念撮影させてもらいました。

ちなみに今回は白馬2頭でしたが、日によっては茶色の馬もいるそうです。

 

頼れる騎馬警察の正体とは?

あとで調べてみると、台湾の騎警隊 (チージンドュイ/騎馬警察) は2003年から始まり、訓練に合格した警察官だけが配属される精鋭部隊だそうです。

役割は、防犯やパトロールだけでなく、地域の文化的な景観づくりや市民とのふれあいにも、重点が置かれているとのこと。

平日は、午後3~5時の間に、板橋新板特區   (バンチャオシンバントゥチュ) 内を巡回。
土日や祝日  は、午前9~11時と午後3~5時に、以下の場所のいずれか2か所を巡回しているとのことです。

 

  • 板橋新板特區 (バンチャオシンバントゥチュ)
  • 淡水漁人碼頭 (タンスイユーレンマートウ)
  • 八里左岸公園 (バリゾウアンゴングユエン)
  • 新店碧潭東岸 (シンデンビタンドンアン)
  • 鶯歌陶瓷老街 (イングタオツラオジエ)      

ふと馬の足音が聞こえてきたら……

それはもしかしたら、あなたも白馬の騎士に出会えるチャンスかもしれませんよ?