台湾の観光・ローカル情報ブログまとめ|台北・高雄をメインに紹介します。

街を歩き、見上げれば騎樓【知りたい!現地の暮らし】

作成者: 現地リポーター チーム|Apr 23, 2025 7:00:00 PM

 

台湾の商店街に並ぶ、ローカル店の数々。飲食、漢方、バイク修理店、謎のお店……

ローカル感たっぷりなお店たちを覗きつつ、歩くのも楽しみのひとつですね。

そんなときに、ふと、暑い日差しを避けて日陰を歩いていることに気づきます。実はこれ、騎樓 (チーロウ) のおかげなのです。

 

 

台湾の歴史に思いを馳せながら快適に移動

騎樓は、通りに面した建物の1階部分を、数メートル奥へ下げて歩行者空間を確保したもので、アーケードの役割を果たす軒下。

お店の敷地でありながら、店先が歩道として提供されている土地なのです。

特に、暑さが続いたり、夕立が続いたりする台湾の夏には非常にうれしい存在。

あちこちにこれが存在する理由は、日本統治時代の建築制度で設置が義務付けられたからだそう。

台湾の歴史が作った町並みだと思うと、感慨深いものがあります。

 

 

お店も騎樓の空間を有効活用

お店も、スペース確保や集客のため、この騎樓を積極的に活用。

正直邪魔なときもあるけれど、そのおかげでストリートはいつも活気にあふれています。

 

・看板を置くスペースとして

・テーブルと椅子を並べて食事空間に、さらには調理場・洗い場・物置として



・宝くじの予想会場として

 

・プランター菜園として

 

・ごみ焼却場として

 

自転車は車道側を走って!

騎樓は歩行者用。お店や建物ごとに設置しているので、地面の高さ、デザインはバラバラ。

凸凹しているので、自転車走行には適していません。

 

 

台湾の公共レンタル自転車YouBike (ユーバイク) を借りるなどして、自転車を使う場合は、ルールに従い車道もしくは歩行者優先で、歩道を走りましょう。

決して、ベルを鳴らして「もっとはじっこ歩きなさいよ。」などと、口走ることがないようお気をつけ下さい。

 

 

台湾にお越しの際は、ぜひ騎樓も眺めながら街歩きを楽しんでくださいね。