ハノイを出発!
列車は定時、22時ちょうどにハノイ駅を出発しました。
日本と違い海外では鉄道の遅延が多いと聞きますが、今回乗った夜行列車は遅れることはなく、時間通りに動いていました。
出発してすぐ、車内販売のワゴンがやってきて、お菓子や飲み物などを購入することができます。
今回は、すでに部屋にたくさんの食べ物と飲み物が用意してあったので、購入しませんでした。
一晩過ごしてみた感想
寝心地ですが、家のベッドほどはしっくりこないものの、私としてはそれなりに快適に過ごすことができました。
ポイントの1つは座席の長さ。写真では分かりづらいのですが、あまり奥行きがありません。
私は身長160cmのため、荷物を足元に置いてもちょうどよく収まりました。しかし、身長175cmある夫は収まりきらず、膝を曲げて寝ることになったようです。
身長の高い欧米系の方も多々見かけたのですが、やはり普通に寝ると収まりきらないらしく、窓の方へ足を上げてくつろいでいる様子でした。
ポイント2つめは座席の固さ。私は気にせず寝られましたが、人によっては固すぎると感じるかも。気になる方は寝袋やマットを持参するとよいかもしれません。
ポイント3つめは揺れと音。鉄道好きの私にとっては癒されるものでしたが、人によっては気になる方もいらっしゃるかと思います。
とはいえ揺れは前後方向にはほぼなく、左右方向が主でしたので、ベッドから転げ落ちる心配はなく、ぐっすり眠ることができました。
ちなみに日本の寝台列車とは異なり、シャワールームはありません。
車内はかなり涼しく不快な寝汗をかくことはありませんでしたが、シャワーを浴びることができないのが気になる方はボディシートがあると便利です。
ラオカイ駅からバスでサパへ
翌朝6時前にはラオカイ駅へ到着しました。ここからはそれぞれ利用した客車の会社が手配するバスかタクシーで、サパの町まで移動する形になります。
サパまでの道のりは山道のため険しく、バスでもタクシーでも揺れる可能性が高いため、乗り物酔いしやすい方は酔い止めの持参をおすすめします。
着いたらあとは思いきりサパを楽しむだけです。
せっかくのベトナム、移動手段にも非日常感が欲しい!という方は、ぜひ夜行列車を利用してみてはいかがでしょうか。
King Sapa Train
Webサイト : http://vietnam-railway.com/train/SapaTourist/king-express-train
料金 : 1人当たり、2024年8月25日現在
VIP寝台…76米ドル(約11,000円)
通常寝台…33米ドル(約4,800円)
【1米ドル=約145円 2024年8月現在】
※サイト内の金額の記載が現地通貨表記ではなく米ドル表記のため、米ドルで記載しています。