結婚式は重要な儀式ですが、ベトナムでの結婚式の重要度は日本以上です。
日本では、結婚式や披露宴を行わないという選択をする人が一定数いるかと思いますが、ベトナムでは実施されることが一般的です。
ベトナムの結婚式・披露宴は3日間行われる?

ベトナムの結婚式のスケジュールは複雑です。以下のような条件などをもとに、結婚式の日程を決めていきます。
- 日本でいう六曜 (大安や仏滅) での選定
- 新郎新婦の生年月日による占い結果
- 新郎新婦の実家の距離
結婚式の前には、結納のような儀式、そして新郎新婦と新郎新婦の両親、兄弟等、家族のみで顔合わせ。
後日、新郎新婦の親戚、友達、近所の人などの招待客をそれぞれの実家に招いて、結婚式と披露宴をおこないます。
状況によって、結婚式と披露宴を別日でおこなったり、結婚式の前後で披露宴を2回おこなったりします。
よって結婚式・披露宴は3日間に分けて行われることもあります。
地方出身の人が都市部で結婚式を行う場合は、結婚式場を借りることになるので、1日で結婚式と披露宴をおこなうことが多いようです。
ちなみにベトナムの多くの人は仏教徒ですが、新婦はウェディングドレスを着るのが一般的です。
披露宴はざっくばらん
特に、招待客がたくさん参加する披露宴。同僚、友人、ご近所さんなどを招くのが一般的ですが、なんと出入りが自由!
ある程度時間は決められているものの、基本的に好きなときに来て、ご飯を食べて、好きな時間に帰ります。
参加者でカラオケ大会が始まることもあるので、カラオケが好きな人やお酒が好きな人は遅くまで楽しみますが、早めに帰る人もたくさんいます。
ご祝儀はいくらもっていけばいい?
ご祝儀の金額は渡す本人の自由ですが、私の経験上、300,000VND ~ 500,000VND (1,800円 ~ 3,000円) が一般的だと思います。
もちろん、関係性が深ければ金額を増やしてもOKです。
最後に、ベトナムの結婚式でびっくりするのは、なんと言っても招待されるのがギリギリなところ。
1週間前や、なかには3日前に呼ばれたことも。
日本と比べて、日程に余裕を持って招待されることは少ない印象です。
突然、私結婚しますと報告されるのは、なかなか面白い体験です。
【1 VND (ベトナムドン) =0.006 円 2024年5月現在】