バリ島には、ココナッツや米粉、ヤシ砂糖などを使った伝統菓子が数多くあり、それらをJajan Bali (ジャジャン バリ) と呼びます。
ジャジャンバリは、素朴で優しい甘さが特徴。もちもちした食感のものが多いので、日本人好みの味とも言えるでしょう。
ジャジャンバリを買いに行こう!
ジャジャンバリは、朝食として食べられる習慣があるので、路上のWarung (ワルン/売店・屋台) では朝6時頃から販売していて、品揃えも豊富です。
しかも物によっては、1個 Rp.1,000 (約9円) で購入できるので、とても経済的!
ただしワルンは、昼頃には売れ残りしかないか、閉店していることも。
そんな時は、少し高くなり種類も限られてしまいますが、スーパーなら午後以降も購入可能です。
もちもち好きがおすすめするラインナップがこちら
・Ongol-Ongol (オンゴル オンゴル)
タピオカ粉やサゴ粉で作る、わらび餅のようなお菓子です。お餅の茶色は、ヤシ砂糖由来。まぶしたココナッツが、アクセントになっていて美味!
・Kue Lapis (クエ ラピス)
もち米粉やタピオカ粉を使った、もちもち蒸し菓子です。
全体的に、ほのかにココナッツミルク風味ですが、色ごとに違う味が楽しめます。
写真のものだと、焦げ茶色はコーヒー、緑色はPandan (パンダン※) 、茶色はヤシ砂糖味でした。
※ パンダン=東南アジアで、料理やお菓子に使われる植物。バニラのような甘い香りで、緑の天然着色料にもなる。
・Lemet Singkong (ルメッ シンコン)
Singkong (シンコン/キャッサバ) をすりおろし、ココナッツやヤシ砂糖を混ぜ、バナナの葉で包んで蒸し焼きにしたお菓子です。
もちもちだけど、少し硬めでむちっとした食感が魅力。シンコンなので、なんとなく栄養も摂れた気分になれますよ。
・Getuk (グトゥッ)
シンコンを蒸して潰し、砂糖やココナッツで味付けしたお菓子です。私はこれが1番好きかもしれません。
もちっとしているのに、少し「ふかっ」とした独特の食感で、バニラ風味の上品な味わい。
ただ、作り手によっては香料が強いこともあるので、無着色の自然なものを選ぶのがおすすめです。
ジャジャンバリには、ほかにもおいしいものがたくさんあるので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてください!
【10,000Rp (ルピア) = 約110円 2025年3月現在】