マレーシアに住んでいると、必ず一度は遭遇する果物があります。
それは、「果物の王様」と呼ばれるドリアンです。
ドリアンは日本ではあまり見かけないので、「名前は聞いたことあるけど、どんな味か知らない」という人も多いですよね。

今回は、そんなドリアンの魅力をご紹介します。
街中で漂う独特のドリアン臭
マレーシアで腐った玉ねぎのような匂いがしたら、その正体はたいていドリアンです。

現地の人によると、ドリアンは「好き嫌いがはっきり分かれる果物」とのこと。
その独特な香りに拒絶反応を示す人も多いようです。
私も最初は、この強烈な匂いに圧倒されました。
しかし、「せっかくマレーシアにいるのだから」と挑戦してみると、匂いからは想像できないほどおいしくて驚きました。
現地の人に愛されるドリアンの魅力
ドリアンが現地の人々に愛される理由のひとつは、その品種の豊富さ。
品種によって、食感がクリーミーなものからもちもちとしたもの、味は苦みがあるものから濃厚な甘みがあるものまで 、それぞれ個性があります。
なかでも人気なのが、猫山王 (ムサンキング) 。
クリーミーでカスタードクリームのような甘さに、上品な苦みが加わった味のドリアン です。

さらに、ドリアンは栄養価が高い果物といわれています。
ビタミンCや食物繊維、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれ、エネルギー補給にぴったりです 。
参考:ベトナム観光省ドリアンの素晴らしい効能について医師は何と言っているでしょうか?」
ドリアン愛好者が教えるシーズン情報
マレーシアのドリアンには、年2回のベストシーズン (6月から8月頃と、12月から3月頃) があります。
この時期になると、街中のフルーツスタンドや市場に、新鮮なドリアンが並び始めます。

よりおいしいドリアンを食べるには、ドリアンファームへ足を運ぶことをおすすめします。
ドリアンファームの多くは、ペナン島の西側にあり 、ジョージタウンから車で約1時間弱。
私も何度か訪れましたが、木から落ちたばかりのドリアンは、市場で購入するものとは比べものにならないほど新鮮で、おいしさは格別でした。

シーズン中は価格も手頃になり、1個あたりRM10~RM50 (約330円~1,650円) 程度。
ドリアン好きにはたまらない時期といえるでしょう。
ドリアンに挑戦するなら、旅行はぜひこのシーズンを狙ってみてください。
【RM1 (リンギット) =約33円 2025年7月現在】
