Malaysia (マレーシア) の祝日には、さまざまなものがあります。
そのひとつが、Hari Raya Haji (ハリラヤ・ハジ) です。
「ハリラヤ・ハジ」って何の日?
ハリラヤ・ハジは、「巡礼祭」や「犠牲祭」とも呼ばれ、イスラム教徒にとって重要な日。マレーシアでは、祝日となっています。
2024年のハリラヤ・ハジ
- 6月17日 : マレーシア全国が祝日
- 6月18日 : Kedah (クダ)、 Kelantan (クランタン)、Terengganu (トレンガヌ) 州のみ祝日
※ハリラヤ・ハジの日付は毎年変わりますので、注意しましょう。
イスラム教徒には、「5行 : شهادة )シャハーダ/信仰告白) 、شهادة )サラー/礼拝) 、الزكاة )ザカート/喜捨) 、صوم)サウム/断食) 、حجّ )ハッジ/巡礼) 」 、と呼ばれる義務があります。
メッカ(イスラム教最大の聖地) 巡礼の最終日となるヒジュラ歴(イスラム教社会で使われている暦)の12月10日目にあたる日を、ハリラヤ・ハジと呼び、巡礼の成功を祝うのです。
巡礼の成功を祝う際に、牛や羊などの家畜を生贄として捧げることから、「犠牲祭」とも呼ばれています。
在住者から見たハリラヤ・ハジ
マレーシアに長年住んでいますが、「イスラム教徒にとって、何か大事な日なんだろう。」「祝日だから、息子の学校がお休みだな。」くらいの感覚でした。
しかし、ふと「現地の方は、どう過ごしているんだろう?」と思い、イスラム教徒の友人に今年のハリラヤ・ハジについて質問してみることに。
すると、
「朝は、家畜をさばくのを見てきた。そのあと家族や親族と集まって、家畜のお肉を使った料理を食べたよ。」
「今年は、家族で初めてメッカへ巡礼に行ってきたよ。」
とのこと。
祝日の意味を知ったり、異なる文化について聞いたりすると、マレーシアについてより深く知れた気がします。