マレーシアのボルネオ島サラワク州の州都Kuching (クチン) を代表するソウルフード、それがSarawak Laksa (サラワクラクサ) です。
現地では朝食の定番として親しまれていて、ひとたび口にすれば、その複雑な味の虜になること間違いなし!
そんなサラワクラクサの魅力と食べ方をお伝えします。

スパイス香る奥深いスープの秘密
サラワクラクサ最大の魅力は、奥深いスープにあります。
濃厚そうな見た目ですが、ベースはエビや鶏肉の出汁。そこにココナッツミルクが加わることで、意外にもサラッと軽やかでマイルドな口当たりです。
このスープの深みは、さまざまなハーブとスパイスによるもので、特にサラワク州特産の胡椒が爽やかなアクセントに。
その複雑な香りが、食欲をそそります。
どんな麺?具材は何が入っている?
麺は、つるっとした食感の細い米麺 (ビーフン) が定番。サラサラとしたスープとの絡みがとても良いためです。

メインの具材は、茹でてほぐした鶏肉と、ぷりぷり食感のエビ。これに、細く切られたふわふわの錦糸卵が彩りを添えます。

その他にも、もやしやパクチーなどが盛り付けられ、見た目にも華やかです。
サラワクラクサの通な食べ方!
サラワクラクサを現地で楽しむには、添えられて出てくるCalamansi (カラマンシー) と Sambal (サンバル) が欠かせません。
カラマンシー:ライムに似た柑橘
サンバル :エビペースト入りのチリソース
まず席に運ばれてきたら、カラマンシーをぎゅっと絞りかけましょう。この酸味が、スープに爽やかな風味をプラスします。

次に、辛みをさらに追加したい時は、サンバルを少しずつ加えて辛さを調整します。
現地の人は、この酸味と辛みのバランスを変えながら、味の変化を楽しむのが一般的です。ぜひ、自分好みの味を見つけてみてください。
サラワクラクサは、クチン市内の屋台やフードコートなどで気軽に食べることができます。
価格はRM10 (約350円)~RM15 (約525円) ほどと手ごろです。
【RM1 (リンギット) = 約35円 2025年10月現在】
