都会の喧騒が恋しくなる時もあれば、無性に静寂を求めてしまう時もあります。
そんな気分にぴったりの場所が、Manila (マニラ) 近郊にあるのです。
今回は、忘れ去られたかのような孤島、Fortune Island (フォーチュン アイランド) へ日帰り旅行してきました。
島へはローカルなボートから
マニラから陸路で約2時間半、Nasugbu, Batangas (バタンガス州ナスグブ) のボート乗り場に到着すると、もわっとした潮風が迎えてくれます。
ボートの手続きと支払いを済ませ、近場のコンビニで事前に飲み物や食事を購入。
これから向かう島には、売店もレストランもありません。
チャーターしたのは、フィリピン特有の小型ボート「バンカーボート」。
両側にアウトリガー (浮き) が付いたこのボートに乗り込み、いざ孤島を目指します。
丘の上にたたずむ忘れ去られた神殿
ボートの上からは、徐々に島が近づいてくるのがわかります。
約1時間の船旅を経て、ついに島へ上陸。
まず目に飛び込んでくるのは、丘の上に荘厳な姿でたたずむ、パルテノン神殿を模した遺跡です。
なぜ、こんな場所にギリシャ建築が?
そのアンバランスさが、なんとも言えない不思議な魅力を放っています。
丘を登り、崩れかけた柱に腰掛けて紺碧の海を眺めていると、まるで時が止まった映画のセットに迷い込んだかのよう。
青い空と青い海の背景があいまって、どこを切り取っても絵になります。
日差しは非常に強いですが、その熱気を吹き飛ばすくらいの圧倒的な美しさです。
スマホを置いてただ波の音を聞くというぜいたく
この島の魅力は、写真映えする遺跡だけではありません。
透明度の高い海で遊ぶのもいいですが、私が1番おすすめしたいのは「なにもしない」というぜいたくです。
私は少しだけ高台の方へ上がり、木陰を見つけのんびりと過ごしてみました。
寝転がり、スマホを置いて、ただ寄せては返す波の音に耳を澄ませてみてください。
たまにはなにも考えずに頭を空っぽにして、ただただ自然のなかでゆっくりしてみるのもいいものですよ。
【1php (フィリピンペソ)=約2.578円 2025年8月現在】
Fortune Island Resort
住所 : Apacible Blvd, Nasugbu, Batangas, Nasugbu, Philippines
電話番号 : +63 930 230 8688
営業時間 : 要確認
ボートチャーター料金 : 要確認
公式Facebook : https://www.facebook.com/newfortuneisland/
※Fortune Islandの公式ページではないですが、ボートをチャーターできる場所のページになります。