タイの祝日情報 2025
祝日や連休は賑わう時期!せっかくの旅行をもっと楽しむために、計画はお早めに!
タイの祝日は「信仰と伝統を尊重し、家族と喜びを分かち合う日々」といった感じです。
タイでは仏教行事が多くの祝日に影響を与えており、僧侶への布施や寺院への参拝が行われる「マカブチャ」や「ウィサーカブチャ」などの仏教関連の祝日が重要視されています。また、タイのお正月である「ソンクラーン(タイの水掛け祭り)」は特に有名で、人々が水を掛け合いながら新しい年の幸運を祈ります。
その他にも、国王や王妃の誕生日を祝う祝日もあり、敬意を込めて国中で祝われます。
通常の祝日とは異なり「禁酒日」がありますのでご注意ください。
1月1日(水)元旦
タイ人は、大晦日の夜はお寺へ行きませんが、元旦の朝は、お寺にタンブン(善行を行う・徳を積む)します。 その日は、お寺に寄進したり、僧侶にお布施(歯磨き粉、ソープ、スリッパ、傘、薬、食品等)をします。
2月12日(水)万仏祭(マカブーチャ)※禁酒日
タイをはじめとする仏教国で重要視されている仏教の祝日の一つで、タイの陰暦の3月(通常グレゴリオ暦の2月頃)に行われます。この日は仏教徒がブッダとその教えに感謝し、戒律を守りながら精進するための特別な日です。
4月6日(日)~ 4月7日(月)*振替休日 チャクリー王朝の記念日
チャクリー王朝の創始を記念する日です。1782年にラーマ1世がチャクリー王朝を開いたことを祝し、現在の国王まで続く王朝の歴史や貢献に感謝を捧げます。
4月13日(日)~ 4月16日(水)ソンクラーン(旧正月)
タイ正月
地元から離れて、働いていた人たちが地元に帰り、家族と時間を過ごします。地元に戻ってきた人が、両親や親戚などに感謝の気持ちを込めて、手に水をかけます。
~なぜ水を使うのか?~
水は、悪事や悪い考えをきれいにする、という象徴です。
尊敬を示し、皆から祝福をもらい、健康、繁栄、長寿、そして幸運をもたらすと信じられています。また、この祭りの期間は、家族の日といわれました。
苦労した人たちを労い、良い事がありますように、お寺に行き、タンブン(善行を行う・徳を積む)しました。 色んな家族がお寺に集まって、タンブンした後、お互いに悪いことが起きないように、水かけが始まりました。 一方でタイの4月は一番暑い時期のため、涼しくなるために水かけを行うとも言われています
5月1日(木)レイバー・デー
世界各地で行われる労働者の日(祭典)。労働者の経済的および社会的成果を祝う日です。
5月4日(日)~ 5月5日(月)*振替休日 戴冠記念日
ワチラロンコン国王の即位(戴冠)を記念した祝日2019年5月21日にタイ政府によって新しく制定されました。
5月11日(日)~ 5月12日(月)*振替休日 仏誕祭(ヴィサカブーチャ)※禁酒日
仏誕祭(ぶったんさい)、または「ヴィサカブーチャ」は、仏教の重要な祭日で、釈迦(しゃか)こと仏陀(ぶっだ)の誕生、悟り、そして入滅(死)という三大事が同日に起こったとされる日を祝うものです。この日は仏教徒にとってとても重要で、特にタイ、スリランカ、ミャンマー、カンボジアなどの仏教国で盛大に行われています。
6月3日(火)スティダー王妃の誕生日
スティダー王妃の功績と慈善活動に敬意を表する日。彼女は、タイ国王ワチラロンコン(ラーマ10世)の王妃であり、王室の活動にも積極的に参加しています。
7月10日(木)三宝節(アサラハブーチャ)※禁酒日
三宝節(さんぼうせつ)、または「アサラハブーチャ」は、仏教の重要な行事で、釈迦が悟りを開いた後、初めての説法(初転法輪)を行い、初めての弟子が誕生したことを記念する日。
7月11日(金)入安居(カオパンサー)※禁酒日
入安居(カオパンサー)は、タイや他の上座部仏教国で行われる仏教の重要な行事であり、僧侶たちが雨季の3か月間、寺院にこもって修行に専念する期間を指します。安居入りは仏教暦の8月(通常7月)に始まり、満月の日に行われる三宝節(アサラハブーチャ)の翌日からスタートします。
7月28日(月)国王ラーマ10世の誕生日
ラーマ10世(ワチラロンコン国王)の誕生日。国王の功績や国への尽力に敬意を表するため、全国で盛大に祝われます。タイにおいて国王の誕生日は、王室への尊敬や国民の団結を深める重要な日であり、王室への敬意が象徴的に示される場でもあります。
8月12日(火)シリキット王太后の誕生日・母の日
タイのシリキット王太后の誕生日で、この日はタイで「母の日」にも定められています。シリキット王太后はラーマ9世(プミポン国王)の王妃であり、長年にわたってタイ王室や国民から深い尊敬を集めている存在。シリキット王太后は、自然保護活動や貧困層支援、伝統工芸の保護などに尽力し、タイの文化や社会の発展に多大な貢献をしてきました。そのため、彼女の誕生日はタイ国民にとって、王室に対する敬意と感謝を表す大切な日であり、同時に母親の役割を讃える象徴的な日にもなっています。
10月13日(月)前国王ラーマ9世の記念日
タイの前国王、ラーマ9世(プミポン・アドゥンラヤデート国王)の命日。公式の「追悼の日」となっています。この日は、国民がラーマ9世への敬意を表し、その功績を偲ぶための特別な日です。
10月23日(木)クチュラロンコーン大王の記念日
チュラロンコーン大王の記念日(チュラロンコーンデー)は、タイのラーマ5世(チュラロンコーン大王)の功績を称える祝日。また「国民を守り、近代国家を築いた王」として、タイ国民から深い敬愛を受けています。
11月5日(水)・6日(木) *仮 コムローイ祭り(ロイクラトン祭り)*祝日ではありませ。
ロイクラトン祭りは、毎年11月の満月の日に灯籠を水に浮かべて感謝と願いを込める伝統的な祭り。仏教やヒンドゥー教の伝統に由来しており、もともとは水の神々に感謝し、川や湖、池などの水域を浄化するための儀式として行われていました。また、クラトン(灯籠)は、悪い運や過去の罪を水に流すために浮かべられ、来年の幸運や健康を祈る象徴としての意味も持っています。ロイクラトン祭りは観光業の一環としても重要な役割を果たし、国内外から多くの観光客を引き寄せるイベントとなっています。多くの都市では、花火や音楽イベントが加わり、より現代的な雰囲気で祭りが楽しめるようになっています。ただし、伝統的な儀式や意味は大切にされており、タイの文化や宗教的な背景を尊重した形で祝われます。
12月5日(金)前国王ラーマ9世の誕生日・父の日
前国王ラーマ9世(プミポン・アドゥンラヤデート国王)の誕生日。この日はタイで「父の日」としても祝われています。ラーマ9世はタイ国民から深く愛され、尊敬されており、彼の誕生日は父親としての役割と、国民を守り育てた「国父」としての貢献を称える日となっています。
12月10日(水)憲法記念日
タイの最初の憲法が制定されたことを記念する重要な日。1932年にタイで起こった立憲革命を記念する日。タイが立憲君主制を採用し、法に基づく政治体制に移行したことを記念し、国民の基本的な権利や民主主義の価値を再確認する重要な日。
12月31日(水)大晦日
大晦日は、タイでも重要な祝日であり、12月31日を迎える夜に様々な行事や祝賀活動が行われます。この日は、新年を迎えるための準備として、家族や友人と一緒に過ごし、1年の締めくくりとして様々な形で祝われます。タイでは、西暦の新年(12月31日)を祝う一方で、タイの伝統的な新年であるソンクラン(タイの新年、4月)も非常に重要な行事とされています。そのため、大晦日の祝い方は多くの国と同じく西洋式のカウントダウンが中心ですが、伝統的な慣習や宗教行事も交えて、新年を迎える準備が行われます。