ベトナムの祝日情報 2025
祝日や連休は賑わう時期!せっかくの旅行をもっと楽しむために、計画はお早めに!
日本と比べてかなり少ないベトナムの祝祭日。ベトナムでは旧暦のカレンダーをベースに祝日が決まることが多いため、テト(旧正月)など毎年日付が変わる祝日(★)があります。
また、一番の大型連休となるテト(旧正月)は、多くのベトナム人が帰省して家族とのんびり過ごしたり国内旅行をするため、街中のスーパーマーケットやレストランの多くは休業し、ベトナム国内線をはじめ、列車やバスも非常に混み合います。ベトナム旅行を計画する際は、なるべくベトナムの祝日を避けることをおすすめします。
1月1日(水)新年
1月25日(土)~ 2月2日(日)テト(旧正月)★
旧暦のお正月でベトナムでは「Tết(テト)」と呼びます。Tếtのベトナム語の意味は漢字の「節」に由来しているそうで、その名の通り最も重要な節目の祝日で、また長い休みのないベトナムでは貴重な連休となります。日本とお正月と同様、故郷に帰省して家族や親戚と新年を迎えるのが、ベトナム人の一般的なテトの過ごし方です。
テトには欠かせない『バインチュン / Bánh Chưng』とは??
バインチュンとはベトナムの伝統的な「ちまき」で、主にテト(旧正月)のシーズンやお祝い事に際して食べます。テトが近づくと、家族総出でバインチュンを作ります。もち米・緑豆・豚肉をラーゾン(Lá dong)という葉に包み、10時間以上茹でたら出来上がり。バインチュンの形は北部では四角く、南部では円柱状と、場所によって特徴があります。
テト期間中、ホーチミンでは『フラワーフェスティバル』が開催されます
ホーチミン市でテト(旧正月)の名物となっているのが、市内中心部・グエンフエ通りで毎年開催される「フラワーフェスティバル」。開催期間中は一部時間帯で歩行者天国となり、その年の干支をモチーフとしたフラワーアレンジメントを楽しむことができます。
4月7日(月)フン王記念日 ★
ベトナム史上初の国家の歴代王の総称で、ベトナム最初の王の称号でもあるフン王の命日。ベトナムの旧暦3月10日にあたります。当時、国の中心地だったとされるフート省・ベトチー市では、毎年「フン王祭り」が開催されます。
フン王信仰は2012年にUNESCOの無形文化遺産に認定されています。
4月30日(水)南部ベトナム解放記念日
1975年、ベトナム戦争が終結し長い間南北で分裂していたベトナムが統一された日です。戦争終結の地となったのは、当時の南ベトナム大統領官邸、ホーチミン市の有名観光スポット『統一会堂』です。
5月1日(木)メーデー
9月2日(火)建国記念日
9月2日はベトナム建国記念日(国慶節)。ベトナムでは1年で最後の祝日となります。
1945年、ホー・チ・ミン主席が独立宣言を発表し、当時では東南アジア初となる社会主義国家「ベトナム民主共和国」が誕生した日です。
ベトナムの祝日は国旗を掲揚します
ベトナムでは祝日や祭日になると、街中はベトナム国旗で赤く彩られます。その理由は、ベトナムには「国が定めた祝日には国旗を掲揚しなければならない」という法律があるから。公的機関だけでなく、一般市民にも国旗掲揚が義務付けられています。レストランや一般家庭の軒先だけでなく、タクシーも車に小さい国旗を飾って走っており、ベトナムの祝日ならではの光景と言えます。
