シンガポールには、テーマパークやアトラクション、動物園や植物園、庭園、水族館、そして各種テーマに沿った美術館や博物館、奇想天外な建造物など大人から子供まで遊べて、楽しめる施設がたくさんあります。
シンガポールならではのアートな世界が魅力
美術館や博物館の中には、アート作品からシンガポールの歴史や文化、伝統のほか、切手やオルゴール、アンティーク、昆虫など、ユニークなテーマのギャラリーやミュージアムが点在しています。
なかでも、シビック・ディストリクト中心部にある“ナショナル・ギャラリー・シンガポール”は、その展示内容や建物、屋上からの眺め、レストランやギャラリーショップまで、
コンセプトが非常にユニークで、現代アートにそんなに興味がなくても楽しめる空間です。
2015年11月にオープンしたシンガポール最大規模の美術館“ナショナル・ギャラリー”は、歴史的建造物である旧最高裁判所と市庁舎という2つのナショナル・モニュメントを空中廊下でつなげて改装、外観はそのままに美術館として一般公開されました。
総面積約64,000平方メートルで、19世紀から現代に至るシンガポールと東南アジアの絵画や彫刻、写真など幅広い分野の現代アートを展示し、その所蔵作品数は8000点以上。
初めて一般公開された作品も多く含まれています。
西暦3000年に開けられるというタイムカプセルは、旧最高裁判所側1階に埋められているのです!
最高裁判所と市庁舎だった歴史的保存建造物を改装した“ナショナル・ギャラリー”は、それはなんとも重厚感と威厳ある佇まい。
正⾯向かって左側にあるドームと立派な柱が目をひく、旧最高裁判所。 そして向かって右側にあるのは旧市庁舎。
シンガポールの独立宣言が行われた場所という歴史的に重要な建物なのです。
ギャラリーの建物は大きく分けて『Supreme Court Wing(最高裁判所側)』と『City Hall Wing(市庁舎側)』の2つに分かれていて、
『Supreme Court Wing』は東南アジアのアートに特化し、19世紀頃からの東南アジアの歴史に触れることができます。
『City Hall Wing』はシンガポールのアートに特化し、シンガポールのアーティストの作品を鑑賞することができます。
※館内は写真撮影可能ですが、フラッシュは不可ですのでご注意を。
全ての作品をじっくり見て回るのであれば1日では足りそうもありません。
今回は常設展【DBS Singapore Gallery】を見て回りましたが、シンガポールの歴史の変遷に伴ってアートシーンがどのように移り変わっていったのか、300を超える作品を見ていろいろと感じることもあったり、とても心が揺さぶられました。
美術館フリークには、ミュージアムショップがおすすめです。
おしゃれなアートな小物やファッション関連、子供向けの絵本、美術関連書籍や雑誌など素敵なお土産が揃っています。
マリーナ地区の夜景を見ながらカクテルはいかが?
もちろん、現代アートに興味がなくても、同ギャラリーでは、充実のグルメが満喫できます。
和食やイタリア料理、シンガポール料理、カントン料理などのレストランのほか、
カフェ、バーも営業中。おしゃれに特別な食事や会合での利用におすすめ。
中でも、6階にある"Smoke & Mirrors” や "Art” は、
マリーナ地区の絶景を一望にするバーとテラススペースを確保。
いずれも深夜まで営業していて、キラキラしたマリーナベイ地区の夜景を見ながらカクテルやワインを片手に寛いだ一時が楽しめます。
2階にある “National Kitchenby Violet Oon Singapore” は国民的料理研究家“バイオレット・オン”のプラナカンレストラン。
ゴージャスかつお洒落で雰囲気のある素敵な空間の中で、伝統のプラナカン料理が堪能できます。
店内には美しいプラナカンタイルで彩られ、お料理だけでなくプラナカン文化も楽しめる場所になっているんです。
その他にも1階にはカフェスペースもあり、美術館見学後の気軽にティータイムをどうぞ。
もちろん、ランチやディナーでも存分に楽しめます。
National Gallery Singapore
(ナショナル・ギャラリー・シンガポール)
場所:1 St Andrew's Road, Singapore 189555
開館時間:
月曜日~木曜日、土曜日、日曜日 午前10時~午後7時
金曜日 午前10時~午後9時
*祝祭日とその前日は、該当する曜日の営業時間に従います
*入場は閉館時間の30分前までです。
★★★詳細はコチラ