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なぜシンガポールの高層ビルには空中庭園が!?【知りたい!現地の暮らし】

街を歩いていると、ついつい目の前にひろがる景色に意識が行きがちですが、シンガポールに来たら、ぜひ空を見上げてみてください。

 

なぜなら、シンガポールの高層ビルには、緑のオアシスがたくさんあるからです。

例えば、このビルの吹き抜け部分。

シンガポールの高層ビル

 

こちらは、ビル全体が緑に覆われています。

緑に覆われたビル

 

でも、どうしてあんなところに造られているのでしょうか?

 

シンガポールの緑化政策

1965年に独立した小さな島国、シンガポール。

建国時からシンガポール政府は、国民の快適な生活環境と、外国資本誘致のため、都市緑化政策を推し進めてきました。

 

そのおかげで、シンガポールの街は緑にあふれ、清潔で快適な都市というイメージが定着しています。

緑にあふれたシンガポールの街

 

現在、シンガポール政府は、公園や街路樹を増やすだけでなく、補助金を出すなどして高層ビルの緑化も進めているそうです。

このような背景から、高層ビルに空中庭園がたくさんあるのですね。

シンガポールのビル

 

観光客でも入れるオフィスビルの空中庭園

通常、一般の観光客はオフィスビルに入ることができませんが、空中庭園を開放しているビルがあると聞き、さっそく行ってみました。

 

シンガポールのビジネス中心地、Raffles Place (ラッフルズ・プレイス) にそびえる高層ビルCapitaSpring (キャピタスプリング)。

CapitaSpring (キャピタスプリング)。

このビルの17〜20階と51階が空中庭園となっています。

ホームページから事前予約をすれば、入場無料となります。

※予約をしていない場合は、入場料10 Singapore Dollar (約1100円)の支払い、またはレストラン利用が必要。

 

17〜20階は吹き抜けになっており、気持ちのいい風が通り抜ける、緑の空間。

吹き抜けの緑の空間

 

最上階は51階。

菜園やレストランがあり、解放感ある空間でリラックスすることができることから、思わず高層ビルの最上階にいることを忘れてしまいそう。

CapitaSpring (キャピタスプリング) 最上階

 

この菜園で取れる野菜は、ビル内のレストランで食材として使われているそうです。

自給自足、素敵ですよね。

菜園

 

遠くには有名な船の形をした観光地、Marina Bay Sands (マリーナ・ベイ・サンズ) も。

Marina Bay Sands (マリーナ・ベイ・サンズ)の眺望

 

シンガポールの魅力は、美味しいご飯やショッピングだけではありません。

街歩きに疲れたら、少し立ち止まって、ビルの上の緑に癒されてみてはいかがでしょうか。

 

CapitaSpring

住所 : 88 Market Street, Singapore, Singapore, 048948

電話番号:+65 9837 8248

Green Oasis (17-20階)、1-Arden Sky Garden (51階)

営業時間 : 月〜金曜(土日祝日休) 8:30am - 10:30am、2:30pm - 6:00pm 

事前入場予約:http://sevn.ly/xEuJMMxH

CapitaSpring Webサイト : https://www.capitaland.com/sg/en/lease/commercial-space-listing/capitaspring.html

【1 Singapore Dollar (シンガポールドル) =約110円 2024年9月現在】