早朝の九份は別世界!貸切気分で楽しむツアー
レトロな街並みが魅力の、台湾の定番観光地・九份(きゅうふん)。
一度は行ってみたい人気スポットですが、その一方で「人が多すぎてゆっくり楽しめなかった」という声を聞くこともあります。
そこで今回、私は早朝出発の九份ツアーに、1歳の子どもを連れて参加してみました。
結論から言うと、これが大正解。
人混みを避けてゆったり過ごせるので、景色も街歩きも存分に楽しめて、小さな子ども連れでも安心感がありました。
今回は、実際に参加して感じたツアーの魅力を、体験を交えながらご紹介します。
朝8時、専用バスで九份へ出発!
集合は、台北駅付近のホテルのロビーに朝8時。
専用バスに乗り込むと、日本語が流暢な台湾人ガイドの胡(コ)さんが、その日の流れや台湾文化について紹介してくれました。
バスの窓から見えるのは、朝の通勤ラッシュ。
ずらりと並ぶオートバイの多さには思わず驚きますが、これも台湾らしい日常の風景です。
公共交通機関で九份へ行こうとすると、乗り換えを含めて約1時間半ほどかかるそうですが、専用バスなら約1時間で到着します。
乗り換えなしでスムーズに行けるのは、子ども連れにとって本当に助かるポイントです。
階段250段も人がいなければ快適
九份に到着したら、まずは人気スポットの阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)を目指します。
そこまで続くのは、約250段の石畳の階段。
それだけ聞くと少し大変そうに感じますが、月曜の朝9時ごろはほとんど人がいなかったので、思っていた以上に快適に上ることができました。
昼以降になると、ここは満員電車のように混雑することもあるそうです。
人混みが苦手な方や、子ども連れでゆっくり歩きたい方には、この早朝の時間帯が本当におすすめです。
絶景スポットで写真撮影
阿妹茶樓に入る前に、まずは絶景スポットで記念撮影をしました。
胡さんが「少し奥に行った方がきれいに撮れるよ」と教えてくれて、まるでアニメの世界に入り込んだような、ノスタルジックな雰囲気の写真を撮ることができました。
この絶景スポットの下には、金を採掘している様子を表した銅像もありました。
九份は、かつて「アジアの金の都」とも呼ばれていたそうで、その歴史を象徴するものとして設置されているのだとか。
こうした背景を知ると、ただ景色を見るだけではない、街の奥深さも感じられます。
こうした豆知識をガイドさんから教えてもらえるのも、ツアーならではの魅力だと感じました。
贅沢な朝のティータイム
続いて、いよいよ阿妹茶樓の中へ。
朝の時間帯はまだ先客もおらず、なんと好きな席を選べるほどのゆったりした雰囲気。
人気店でこの静けさを味わえるのは、早朝ツアーならではの特別感があります。
この日はあいにくの雨でしたが、天気が良ければ180度のパノラマで山々と海の景色を楽しめるそうです。
お店の方は日本語で丁寧にお茶の入れ方を教えてくれました。
最初に茶葉を洗ったり、蒸らす秒数が決まっていたりと、おいしく入れるためのコツがたくさんあります。
2回目からは自分で入れるので、最初の説明はしっかり聞いておくのがおすすめです。
台湾式では、お茶を飲む前に「聞香杯(ウエンシャンベイ)」という細長い器で、まず香りを楽しみます。
湯気とともにふわっと立ち上るお茶の香りに、とても癒やされました。
そして、いよいよ台湾を代表する高山茶をいただきます。
口の中に広がった香りがふわりと鼻へ抜けていき、すっきりと上品な味わいでした。
さらに運ばれてきたのが、オリジナルの創作茶菓子セット。
6種類もの茶菓子を一度に楽しめる、なんとも贅沢な内容です。
梅のお菓子「奶梅(ナイメイ)」は甘酸っぱくて、1歳の我が子も気に入った様子で食べていました(種があるので注意)。
黒糖わらび餅のような「黑糖小麻糬(ヘイタンマシュー)」は、日本人にもなじみやすい味です。
ジャスミン茶葉入りの「茶餅(チャビン)」は、サクサクとしたパイのような食感。
緑豆の粉で作られた「綠豆糕(リュードウガオ)」は、口の中でほろほろとほどけ、中にはあんこが入っていました。
ピーナッツ菓子「花生酥(ファーセンスー)」は、カリッとした食感がクセになります。
タロいものお菓子は、外はサクサク、中はしっとり。
ひと口で2つの食感が楽しめるのが印象的でした。
今回は雨で窓からの景色がはっきり見えなかったのは少し残念でしたが、それでも豪華なティーセットとお店の雰囲気に大満足でした。
余った茶葉は持ち帰ることができるので、無理に飲み切らなくても大丈夫です。
さらに、お土産として九份のポストカードもいただきました。
人が少ない朝の自由散策が最高
ティータイムの後は、九份の自由散策へ。
さらに階段を上っていくと、見晴らしの良い場所に出ました。
高い位置から海や町並みを見渡せて、とても気持ちの良い景色が広がります。
「晴れていたらもっときれいだっただろうな」と思いつつも、しっとりとした雨の九份には、晴れの日とはまた違った趣がありました。
朝10時ごろは、まだ閉まっているお店もありましたが、その分、人が少なくて歩きやすく、お土産選びも快適でした。
お菓子や雑貨、台湾らしい食べ物などを、落ち着いてゆっくり見ることができたのもうれしいポイントです。
11時に再びバスへ戻り、解散場所のホテルへ。
早朝ツアーのおかげで、混雑を避けながら九份の魅力をたっぷり満喫することができました。
人が少ない朝の九份は、まるで街全体を貸し切っているような特別感があります。
景色を眺めながら写真を撮ったり、お茶をゆっくり味わったり、慌ただしさとは無縁の贅沢な時間を過ごせました。
九份を訪れるなら、ぜひ一度、早朝のツアーでその魅力を体験してみてください。
阿妹茶樓
住所:224新北市瑞芳區市下巷20號
電話番号:02 2496 0833
営業時間:月~日曜日 9:00~21:30
公式サイト:https://www.a-meiteahouse.com/
















