みなさんはタイの離島といえば、どの島を思い浮かべますか?
今回は知る人ぞ知る、バンコクから気軽に行ける離島、เกาะสีชัง (コ・シーチャン/シーチャン島) をご紹介します。
都会のすぐ先にある小さな島
シーチャン島は、จังหวัดชลบุรี (チャンワット・チョンブリー/チョンブリー県) にある、面積約7.9 km²の小さな島です。
かつて王室の保養地としても知られ、島には当時の離宮跡や王室ゆかりの建築が残っています。
バンコクからは、สถานีขนส่งสายตะวันออกกรุงเทพฯ (サターニー・コンソン・サーイ・タワンオーク・クルンテープ/バンコク東バスターミナル) で長距離バスに乗り、ศรีราชา (シラチャ) まで約2時間。
到着後トゥクトゥクに乗り換え、フェリー乗り場のあるเกาะลอย (コ・ロイ/ロイ島) までは約10分です。
そこからフェリーに乗って、およそ40分でシーチャン島に到着します。
島での移動手段は、トゥクトゥクをチャーターするのが便利ですが、国際免許など有効な免許があれば、バイクをレンタルすることも可能です。
ゆったりと流れるシーチャン島での時間
私にとって、シーチャン島最大の魅力は、その素朴さにあります。
フェリーを降りると、まず目に入るのが、天日干しされているスルメ。
観光地化されていないからこそ、地元の人々の生活を身近に感じることができます。
そして、島唯一のビーチである、หาดถ้ำพัง (ハートタムパン/タムパンビーチ) もまた、喧騒とは無縁の場所。
地元の商店が数軒と、カフェがあるぐらいの、こぢんまりとしたビーチですが、タムパンビーチで海を見ながらゆっくりするのが、まさにちょうどいい非日常なのです。
地元の食堂で味わう手頃な海鮮
シーチャン島の魅力のひとつが、新鮮な海鮮料理です。
観光客向けのおしゃれなレストランもありますが、島に点在する地元民向けの食堂では、リーズナブルな価格で、名物のイカやエビなどを楽しむことができます。
特別なメニューはありませんが、新鮮な素材の良さをしっかり感じられます。
もちろんビールもローカル価格!
都会のすぐそばで、日常と少し違う時間を味わえるシーチャン島。
フェリーに乗るだけで、日常の喧騒を忘れ、地元の暮らしと自然を感じる体験ができます。
バンコクからの小旅行に、ぜひ訪れてみてください。