タイのローカルな屋台やレストランでテーブルに必ずと言っていいほど置いてある、緑色のタレを見たことはありませんか?
最初僕も「これは何だろう?」と不思議に思いました。
でも一度試して以来、すっかりその魅力の虜に!
今回は、タイ料理を何倍もおいしく する、この魔法のタレの秘密をみなさんに紹介します。

まずは基本から!このタレはどんな味?

このタレは、シーフードと一緒に食べるための「シーフードタレ」というもので、タイ語では「น้ำจิ้มซีฟู้ด (ナムチムシーフード) 」と呼ばれています。
食べるとライムの酸味と唐辛子の辛さが口いっぱいに広がり、ナンプラーの塩気や砂糖の甘みは、味に深みを与えます。
この絶妙なバランスが、料理の味をグッと引き立てるのです。
最初はとても辛いですが、だんだんクセになるおいしさ。
実はこのタレ、よく見かける緑色だけではありません。

これらもシーフードタレ。使う唐辛子の種類によって色が違うだけで、味の方向性は同じなんです。
お店ごとの味の違いを楽しむのも、旅の醍醐味ですね。
屋台の定番!シーフードの炭火焼きと合わせてみた
タイの屋台でシーフードを炭火で焼く、香ばしい匂い。店先には、食欲をそそるエビやカニが並んでいます。
その匂いに誘われて、僕も熱々の焼きエビと、身がぎっしり詰まった蒸しガニを注文!

プリプリのエビはもちろん、カニの甘い身にもこのタレがぴったり。まさに最高の組み合わせで、夢中で食べてしまいました。

日本と違う!タイ流「生牡蠣」に挑戦
日本では生牡蠣といえばポン酢が定番。
でもタイの屋台では、このシーフードタレと揚げエシャロット (香味野菜の一種で、小さな玉ねぎのようなもの) などが出てきて驚きました。
恐る恐る試してみると……
これが信じられないくらいおいしい!
クリーミーな牡蠣に、タレの刺激と揚げエシャロットの香ばしさ。
日本では味わえない、感動のハーモニーです。これは絶対に体験してほしい食べ方。
うれしいことに、このタレはスーパーマーケットの調味料コーナーで、手軽に購入できます。
さまざまなメーカーのタレがボトルで売られていて、値段は1本55THB前後 (約250円)。


タイの大手食品メーカー「CP (シーピー) グループ」のものを買ってみました。
今度、家でシーフード料理と合わせてみようと思っています。
おもしろい味のコンビが見つかるに違いありません!
【1THB (バーツ) =約4.56円 2025年10月現在】
