Yogyakarta (ジョグジャカルタ) は、首都Jakarta (ジャカルタ) から飛行機で約1時間の街。
世界遺産として登録されているCandi Borobudur (ボロブドゥール寺院遺跡群) やCandi Prambanan (プランバナン寺院群) でよく知られています。
これらの遺跡群は、ジョグジャカルタ市外にあり、市内には芸術で有名なスポットがたくさんあります。
インドネシアの有名な画家、Affandi Koesoema (アファンディ クスマ) とその家族の作品を展示しているMuseum Affandi (アファンディ美術館) もそのひとつ。
不思議な雰囲気漂うこの美術館、絵画が好きな方はぜひ立ち寄ってみてください。
画家アファンディの魅力
アファンディは1907年にジャワ島に生まれ、教師や映画の看板制作者として働いたのち、作品制作を始めました。
表現主義を代表する画家で、チューブから出した絵の具をそのまま使用したダイナミックな表現が特徴的です。
1950年代から、インドやヨーロッパへ旅行したり、個展を開いたりなど、国際的に活動をしていきました。
1978年には、インドネシアの国民栄誉賞に相当するBintang Jasa Utama (ビンタン ジャサ ウタマ) という賞を受賞しています。
アファンディの作品を見てみよう
アファンディ美術館は大きく分けて、本人の作品展示、家族の作品展示、そして、カフェスペースの3つに分かれています。
まずは、アファンディ本人の作品が集まる棟でチケットを購入し、館内をまわりましょう。
また、チケット代に追加して、1人あたり10,000Rp (約94円) 支払えば館内の撮影も可能ですよ。
アファンディが活躍した時代は、独立戦争を経てインドネシアが独立し、復興を遂げていった時代。
展示されている作品は暗めの色と力強いタッチが多く、激動の時代を彷彿とさせます。
もちろん、作品には、それぞれ英語とインドネシア語で解説がついています。
コレクションや不思議な建物も面白い!
隣の棟では、彼の妻や娘の作品が展示されています。
館内で私が一番気に入ったのは、アファンディの娘Kartika Affandi (カルティカ アファンディ) 氏の作品。
アファンディを思い起こさせる絵の具の大胆なタッチと、発展を遂げたインドネシアを表すような明るい色合いが気に入りました。
アファンディ美術館の入場料には、ソフトドリンク1杯が含まれており、最後にカフェスペースでゆっくり過ごすことが出来ます。
カフェから眺める美術館の外観も面白いので、ぜひ最後まで楽しんでくださいね。
Affandi Museum
入場料 :
インドネシア人50,000Rp (約470円)
外国人100,000Rp (約940円)
カメラ持ち込み1人10,000Rp (約94円)
学生は50%割引
住所 : Jl. Laksda Adisucipto No.167, Papringan, Caturtunggal, Kec. Depok, Kabupaten Sleman, Daerah Istimewa Yogyakarta 55281
公式H.P. : https://www.affandi.org/en/
インスタグラム : https://www.instagram.com/affandi_museum/?hl=en
Googleマップ : https://maps.app.goo.gl/KMLqTjaujc8yqmrm7
営業時間 :
月曜日~土曜日 : 午前9時~午後4時
日曜日・祝日 : 休館日
【1Rp (ルピア) = 0.0094円、2024年11月現在】