皆さん、こんにちは！ニーハオ！JTB台湾マイバスチームです。この度は台北から足を延ばし新竹の一日旅をご紹介したいと思います。Let's GO🚙！
・新竹はどんな所ですか？
新竹は台湾の北西部にあり、台北からバスや鉄道列車で1時間、新幹線列車で僅か30分程の気軽に足を運べる都市です。新竹県は山に囲まれ自然豊かで市内には昔から残されている百年以上の歴史ある東門城とバロック式建築の新竹駅があり、半導体などのIT関連企業が集中しハイテクが盛んでサイエンスパークもここに有り、自然も歴史も楽しめるモダンな都市です。地形の関係で冬時期に厳しい季節風が吹くため、「風城（風の都）」とも呼ばれています。
・新竹南園
新竹には「南園」という美しい中国式の庭園風景を楽しむことができる別荘があります。台湾の有力紙の創始者である王惕吾氏が定年後の隠居生活の場所として、台湾建築の父と称される漢宝徳氏に依頼し、江南式、閩南式庭園スタイルまた洋式のアーケードを融合させた「南園」を1985年に作り上げました。
全体面積27ヘクタールの広さで広い芝生に囲まれ、池を中心に昔王惕吾氏とご家族が住んでいた楼、または亭、台（劇場として作られた場所）や橋など様々は建物が設けられています。中国の風水を取り入れて台湾で貴重なヒノキも使い、木工師や各方面の専門技師による細やかな手法で造られた庭園は、他の台湾の大きな中国庭園にも負けない場所です。現在はThe Oneグループにて経営し、中国庭園風景を楽しみながら宿泊や地元料理などを満喫できる人気のリゾートとなっています。
🌟南園に近づくと道の両方の常緑の木が集まってきて、まるで桃源郷に入るような気がしました（笑）！畑しか見えない田舎の場所に別荘があるなんて全然想像がつかない感じがしました。
入口にたどり着くと園内のスタッフが迎えに来てくださいました。駐車場から少し歩くと目の前に赤いレンガの建物がみえててきました。廊下、小さな池また橋を次々と回って茶室に着きました。園内の建物はヒノキで建てられた建築で、茶室に入るとヒノキの香りが漂ってきました。ここの茶室は少し池にせり出しているため、遮るものが全くなく遠くの山が見られ、周りの木の緑が池に映り込んでいて落ち着く空間で気持ちよかったです！そして、スタッフからお茶と茶菓子をおもてなしして頂きました。
新竹は台湾のお茶の名産地の一つであり、さすがにここのお茶はいい香りであっさりしておいしかったです。茶菓子はちょうど甘さも良く、抹茶も入っており暑い夏にはぴったりでした。
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お茶体験が終わって、園内案内の時間になりました。主に園内は赤いレンガの建物で、ヒノキを使った柱や壁などに細かい細工の彫刻が施され、驚くほどのすごい手法での彫刻でした。また風水の理念も取り入れられていて、案内役の先生は物語を話すかのように、わかりやすく案内をしてくださいました。例えば富貴の花とされるボタンの彫刻や「平安（中国語では無事の意味）」の「平」は花瓶の「瓶」の発音と同じのため、花瓶の形をした門など、どこを見ても建築家漢宝徳氏の巧みの構想が見伺えられます。
次はランチタイムです。新竹は漢民族の客家人が多く住んでいるエリアで、南園では地元の食材と客家料理でよく使われる食材を使用し斬新的な料理を提供しています。お客様に最高の地元の味が伝わるようにスタッフから食材とメニューを紹介し、料理が一品ずつ出てくる形となります。ドリンクは勿論欠かせない新竹のお茶で、スープはプリンのような食感がある塩豆乳です。塩豆乳には地元のラー油と醤油を少し付けたので、暑い夏でも食欲が湧いてきました。そして新竹の名物のビーフンとゴンワン（肉団子）も登場しました！ソースを混ぜたビーフンは味がさっぱりしてとてもおいしかったです。ゴンワン（肉団子）は普通の台湾料理ではスープに入れて食べますが、南園の料理長の作品は餃子の皮の中にゴンワン（肉団子）を入れたものでした。初めてぷりぷりの食感の餃子を食べとても絶妙でした。
その他、サプライズのようにグーチェン（古筝/中国の楽器）の先生が登場し台湾の名曲を生演奏してくださり、食事も音楽も最高に楽しめたランチでした。改めて南園のお客様への丁寧さ、おもてなしを感じました。
ランチが終わって午後は自由散策時間となります。こんなに広い庭園を見て回るのは一日では全然足りないと実感しました。中国庭園のデザインを見学するだけではなく、園内の芝生エリアはとても広く、天気が良ければ木蔭の下でピクニックのように座って遠くの山々を見ながら、ゆっくり休日を楽しむ事ができるのは本当に最高です。
皆さん、しばらく仕事から離れてリフレッシュしたい方は、ぜひ一度新竹南園のプランを試してみてください！🌟
